sebを待ちながら 1

よみがえりの木001

10月5日は寄居の老舗料亭「喜楽」にてDouble the double bass in Japan 2014第2回のギャラリー椿編 https://www.facebook.com/events/799812573374494/?fref=ts打ち合わせでした

迷惑駐車のため車が車庫から出すことかなわずというアクシデント発生、急遽、豪雨の中、TJライナーで池袋〜小川町〜寄居とだんだんと闇が深くなる車窓をながめつつ、じゅんこさんと談笑という名の打ち合わせをしつつ、旅行気分というよりは、見知らぬ土地をどこまでも進んでしまっているという感じ、タタン、タタン、タタン、まだ見ぬ父を探す霧の中の風景のようでもあり、前日と全く違う何かが起こってしまった地球のようでもあり、なんて妄想しているうちに喜楽に到着。ここは注文の多い料理店というよりも、タイムスリップして辿り着いた小津映画のようでもありました。裕児さん作、直毅さんモデルのバイオリニストの絵画を所有している料亭です。

すぐに、裕児さんより、個展パンフレットを受け取りました。乾千恵作詞・齋藤徹作曲の「よみがえりの花が咲く」(オペリータ「うたをさがして」のメインテーマ)の楽譜がデザインされた黄色い表紙が鮮やか。この曲、そして、殺生石のような舞台美術を作っていただいたことが、裕児さんの中で個人的に拡がっていき、この巨大な絵画「よみがえりの木」が生まれ、個展のメインテーマになっているのでした。そのことにまず感動しました。そうやって繋がっていくことが尊い任務のようです。

誰かの何かがきっかけとなって個人の表現の中枢に作用して行く。剽窃や真似とは次元がまったくちがう。連歌のようなつらなり。個人表現を越えるヒントがあります。個人表現を全うするからこそ個人表現を越えることが出来るのかもしれません。ともかく裕児さんはいつも「本格的」です、いや「本格」なのです。

病が癒えたばかりの裕児さんはノンアルコールワイン。これがメルローを使った本格派。決して葡萄ジュースではなく、ワインでした。ノンアルコールビールより良いかもしれません。わたしは運転を逃れたことをこれ幸いに米焼酎・芋焼酎と名店の料理と尽きることのない話で瞬く間に時間は過ぎていきました。日常の時の流れを完全に越えた1日でした。

11日は、2部制になります。第一部はじゅんこさんのうたをフィーチャーした形で、「よみがえりの花が咲く」も取り上げます。うた、について、ことばについて、などのテーマが見える曲も予定しています。休憩を挟んで即興演奏とLIVEペインティングです。いままでとは違った展開になることは明らかですね。セバスチャンがドイツ人だということも何らかの形で活かしたいです。詩、というアイディアもあります。どうなりますか・・・(いままで裕児さんがらみの外国人アーティストはほとんどフランス人でした。)

 

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小林裕児個展「よみがえりの木」内イヴェント
10月11日(土) 18:30 start
会場:ギャラリー椿( http://www.gallery-tsubaki.jp/
東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F
出演:セバスチャン・グラムス(コントラバス)齋藤徹(コントラバス)
さとうじゅんこ(歌、声)、小林裕児(ライブペインティング)
料金:2,500円 学生2,000円
予約: Tel:048-582-2484 (小林) Mail:yuji-kobayashi@nifty.com / travessia115@mac.com

 

 

 

 

 

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