こういう時

こういう時
信じられる(信じたい)情報を探す方法はだんだんと分かってきた。しかし、たんたんと自分の仕事をせよ、と言ってもなかなか・・・・
ベースアンサンブル「弦・gamma/ut」のメンバー田嶋真佐雄さんにはいろいろ教わる。なにしろ地震の時にリハーサルをしていたので「戦友」のよう。揺れの恐怖の中、チベタンボールや大徳寺の「お輪」が鳴り、笑うに笑えず、しかし結局笑ってしまう極限状態を共にした。ガソリンや水の心配もしてくれる。
彼は、「もの作り」のマスターだ。
ベースを歩いて運ぶ時にとても便利なKCストリングスのベースバギーというものがある。今までのホイールだと、切符を買うときなどユラユラして大変。大江戸線のような小さな車両では、天井につかえてしまうが、このバギーだと自立していて大変便利。JAL・ANAのケースにもこのまま入る。ヨーロッパの列車でも大活躍、私は楽器を借りたお礼にバール・フィリップスさんに置いていった。
私はネットで見つけるとすぐに購入した。日本に送るのは初めてだと言うことだった。今は日本で輸入販売もある。
彼は、買わずに「作った」。遜色ない。
彼も私も鶴屋弓弦堂で、フレンチの古い弓を手に入れた。今のものと形も長さも違い、普通のケースには入れにくい。私はクロアチア製の軽いファイバーのケースを買った。
彼は、「作った」。自分用にカスタマイズされていて、より便利。
かれこれ25年前に、娘のオモチャと、当時知り合った箏からひらめいてベースの弦に挟むプリペアード器具を使い出した。そのドイツ製オモチャは無くしてしまい、手に入らず、知人を頼ってケヤキで作ってもらった。私のさまざまな発想の大きな基になっている。今回ベースアンサンブルをやるためこの器具になるものを探した。東急ハンズに行って私の工作能力に合わせて作ったのだが、あまりうまくいかない。
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そうしたら、彼は「黒檀」で作った。あの固い素材だ。地震・原発でイヤになったときに集中して作ったと言う。それも、それぞれのメンバーのものも作った。相当な労働量と集中力であることはすぐに分かる。そして私が愛用していたものよりも使い勝手が断然良い。そしてメンバーそれぞれにあわせて色を付けている。そのユーモア。ユーモアとはヒューマン(人間)なのだ。
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右が私がずっと使っていたもの、中央・左が真佐雄作。5レンジャーのように各人に色があてがわれている。赤・青・緑・黄・ピンクレンジャーなのだ。

こういう想像力・工夫・ユーモアこそが、今、必要とされていることだ。便利なものを買う、ネットで情報を集め、外国にも発注する、円高で安い、物流も良くなったなどと言っているのではなく、作る!!小・中学校で技術・家庭という授業があったじゃないか。家で犬小屋を作ったじゃないか・・・
なんでも買う習慣を止め、エネルギーを控えめ使い、発想を豊かにして、作る、生活を豊かにする。これだ!
そして彼は来週入籍する。やった。おめでとう。工夫に満ちた暖かい家庭ができるはずだ。

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