弦楽トリオ

セバスチャン・グラムス、喜多直毅さんとのトリオ演奏でした。
午後5時から、ボン近郊の鉄の美術家の作業所・ギャラリー・事務所のあるところ、演奏は作業所です。
音響がよく、とても親近感のあるところでした。もう16年も実験的な音楽に場所を提供しているそう。
メルセデスでのお迎えには一堂ビックリ。

セバスチャン・グラムスとの再会。
良いものです。そしてなんとペーター・コヴァルトさんのメイン楽器を貸してくれました。今は彼が引き継いでいます。これを演奏したのはずいぶん前、セバスチャンの55台のコントラバスアンサンブル、およびその後のDUOツアーの時でした。

楽器から本当に癒されました。こんなに癒されるものか、とこころから思いました。今、ブッパタールでお借りしている楽器もストロングな楽器ですが、やっぱり、まったく、ほんとに、ぜんぜん、違うのです。心と情熱を込めて惹かれ続けた楽器は違うのです。大げさですが、「平和」「自由」を感じ・思いました。

不具合の続く身体で、充分にビクビクしながら、エイヤッと辿りついて、もちろん多くの人の助けもあり、現場に着いて、現場が親近感に溢れ、音楽や美術に大きなリスペクトがあり、音響がよく、その上に楽器がペーターさんのもの。

本当に救われました。

なにしろ、ここでこうやっている大きな理由がペーターさんなのです。ペーターさんとジャン・サスポータスさんがDUOを長年やっていてのですが、ペーターさんの急逝。ペーターさんを偲ぶコントラバスカルテット(バール・フィリップス、ジョエル・レアンドル・ウイリアム・パーカー・齋藤徹)がヴィクトリアヴィルフェスティバルであり、CDになり、話しが繋がって繋がってジャン・サスポータスさんに会えました。それからいろいろありましたね〜。感謝しています。

上の2本をダミアンに替え、下2本はもとから張ってあったスピロコアです。弾きやすい!!導いてくれたり、従ってくれたり。

トリオで3回、DUOを3通り。1曲終わる度に本当に長い拍手が起こります。真剣に聴いているんだよ、よかったよ、ホントだよ、と言われているようで(勝手な思い込みかもしれませんが)私の命の滋養になっていきます。これでいいのだ、という肯定をいろいろといただいている。それにまさるものはありません。あ〜これにもう1本バイオリンのキミックさんが加わるのだな〜スゲーな。

ドイツ人のこの季節の喜びを集約したようなシュパーゲル(アスパラガス)のスープをみんなでいただき、ボンからブッパタールへ帰りました。午後十時になってやっと昏くなるヨーロッパです。美しい田園風景。ボン生まれのベートーヴェン田園!ワルターかフルトヴェングラーかを聴こう。
JF