ドイツ便り

「全ての症状は回復の過程」(ナイチンゲール)とか、「病を含んだ健康」(野口晴哉)とかを心に刻んで副作用と同行フタリ旅です。靴は普段より2㎝大きめ、足裏にはホッカイロ、手袋は常用、腹巻きは常識、湯たんぽ・電気あんか、青汁・干し納豆持参。メールスも近いので普段なら簡単に行けますが、今回は取りやめ。もはや誰の演奏が見たい、聴きたいという気持ちは無くなっていますし。

大きな使命だったケルン公演が終わりましたが、こちらへ来てから、シュタイナー学校訪問、自閉症施設訪問、フロリアンさんとのセッションが追加されたり、ドイツ滞在はまだまだ続きます。最後まで保ってくれ〜。自由な時間には、詩人との新曲(松本泰子さんとのデュオ)を書こうと思っています。

ブッパタールのカフェアダでのセッションチラシ・ポスターです。ブッパタールではグンダ・ゴッチャークさん(バイオリン)も加わるので、3バイオリン・2ベースになります。弦ばっかり。

そしてこのカルテットで11月に日本ツアーが企画されています!11月4日つくばアートセンター、国際アーティストインレジデンスオープニング https://www.tsukuba-art-center.com/2018-1 などすでに3つ決まっています。

このハラルド・キミックさんは、セシル・テイラーがヨーロッパでバイオリンを必要とするときに必ず呼ばれました。ハラルドさんもセシル体験は自分の音楽上でとても大きな経験だった、と言っています。
クインテット(ルッキング・コロナ・ベルリンバージョン)とオーケストラの録音(FMP)が残っています。

また、即興を通じて哲学・心理学とのシンポジウムも主宰していて、来日中もワークショップなどでその紹介ができないか画策しているところです。

一歳の赤ん坊のように、百歳の年寄りのようにしか歩けませんが、赤ん坊や老人のような視点を手にしていると思えば良いのです、よね。

#JF