2ヶ月半に渡る「はれ」と「けがれ」の日々が済みました。「け」（日常）に戻らねばなりません。いや、戻ることができるのです。自然の一部である身体と能力の「けがれ」（侵襲）を「はれ」（演奏・ツアー・ワークショップ・友人来訪）で回復し、日常（蓄積）へと戻ります。
手術の翌日ミッシェル・ドネダとレ・クアン・ニンが来日、昨日ジャン・サスポータスが帰国しました。
昨日は、成田への高速道路が急に通行止め！焦りました。一瞬、諦め掛けましたが、最寄りの出口で渋滞しながら高速を降り、駅を探し、電車で移動してもらい、結果、間に合いました。そういえば、北海道に行く時も湾岸高速の流れがピタッと止まってしまい、新木場で降りて間に合いました。これはやはり、運が悪いのでは無く、運が良く、何かに守られているのでしょう！ミッシェル、ニンの帰国時もやはり大渋滞しましたが、間に合いました。
この2ヶ月半、周りには多大な迷惑と苦労を掛けましたが、なんとか生き残り、「け」を続けることになりました。ありがたい話です。大感謝祭を続けることができます。本日、久しぶりに6時からの散歩に出かけました。楽しみにしていた木が切られるという予告以外はいつもどおりに迎えてくれました。
本日からの日常はもう一つ大きく違います。娘が旅立ちました。お互いにあらたな日常ですので、調子を摑むまで少しかかるかも知れません。早く子離れしなくてはなりませぬ。
ともあれ、みんな無事ですのでこれを「良し」としなくてどうします？
痺れや浮腫みは友とします。気になるのは「ケモ・ブレイン」。抗がん剤化学療法による脳の機能障害。記憶力・思考力・集中力が落ちている自覚症状があります。ワークショップなどで人前で話すときに感じざるを得ません。（もちろん、老人力のせいもありますが、それ以上ですね〜）
そういえば毎回治療前の問診票にそういう症状を問う項目がありましたわ。
ままよ、それも良しとしましょう！薬が抜けたら痺れやむくみと一緒に消えてくれることを願って！たとえそうでなくとも。
