同じ歳で、お互いが50歳になった時、二人併せて100歳記念で百歳の軌跡としてORBITというシリーズをplan Bで毎月やりました。それほど忙しくない時期だった私にとっては大変充実したシリーズでじっくりとインプロを味わい・試し・楽しみ、やっつけられ、弄ばれ、磨かれた年月でした。

その中から自主レーベルtravessiaが生まれORBIT1，ORBIT2、ORBITzero、ができ、ミッシェル・ドネダ、沢井一恵などの選ばれたゲストを招きました。基本的に二人だけ、60分1本でした。

plan Bは、歩いていける処だったので、終わってからも色々と話をしました。東日本大震災の時は、翌日でした。案の定聴衆はなく、中止。それからだんだんと下火になって、plan Bの方針変更、私の引越しなどで自然消滅しました。時々は、キャンディやフタリで演奏したりもしています。

ORBITゼロの時に書いたのが↓。

何で、こんなことになっちまったのだろう？
貴重な楽器や弓を手に入れて、弦もピックも松脂も諸パーツも厳選して、イヤって言うほど練習をして、イヤって言うほどの世界中の音楽を聴いて、いろいろな所に旅して、家族ももってさ、余裕のないくらしをして、「この音」だぜ。「普通の」音なんかほとんどありゃしない。誰だってできるんじゃない？
ありったけの自分を担保にして、1時間､音を出し続ける。そこまでして欲しいものがそこにあるの？答えは”YES”　完全アコースティック、完全即興、1時間キッカリ、合わせて110年の軌跡。

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2017年の今も同じです。

どんなに無茶苦茶弾いても、「ちゃんと弾ける人」とそうでない人はハッキリ分ります。楽器とその人との関係、音とその人との関係は現れます。うそはつけません。彼は、ちゃんと弾ける人の代表。卒業生が彼しかいないという高柳昌行さんの教室で、二回も卒業という空前絶後の偉業を軽々と成し遂げています。

9日は今井・ミッシェル・ニンのトリオで、22日Space Whoでは沢井一恵さんが加わってのカルテット。本来は私も加わっての「影の時」クインテットでした。そのグループでカナダ・フランスツアーをし二枚のCDを残し、6年前の来日時もSpace Whoで再演をしました。今回もそれぞれの6年を確かめるように、裏切るように、目覚ましく、潑剌とすすむことでしょう。（私は駆けつけることができるか？不明です〜。）

「文月～詩歌管弦～」
7.9 (日） 13：30 開場 14：00 開演
会場：旧齋藤邸 (www.city.matsudo.chiba.jp/…/syakai_bunka…/kyuusaitoutei.html)（2017年3月に松戸市初の登録有形文化財となる）
ゲスト：今井和雄（ギター）
住所：千葉県松戸市紙敷588
★武蔵野線・北総線　東松戸駅より徒歩10分 ★会場には駐車場がございませんので、お車でお越しの際には東松戸駅前の有料駐車場をご利用ください。
料金：入場無料 定員50名（会場の都合により予約が必要です）
予約：つくばアートセンター 090-2538-9851（篠原） Mail：hearth.art981@gmail.com 後援：松戸市・松戸市教育委員会

「「影の時」アゲイン！Une Chance Pour L’Ombre again 」
7.22 (土） 17：00 開場 18：00 開演
会場：ホール・エッグ・ファーム
ゲスト：沢井一恵（17絃）今井和雄（ギター）
住所：埼玉県深谷市櫛挽140-1
料金：ライブ＆１ドリンク4,000円（当日4,500円）
ライブ＆1ドリンク＋１ディッシュ5,500円（当日6,000円）
*食事タイム17：00～
予約：Tel：048-585-6685、090-5584-3104(サイトウ)
Fax：048-585-6687 Mail：spacewho@hall-eggfarm.com
アクセス：<電車の方> ＪＲ高崎線「深谷駅」駅まで送迎車あります（要予約）
（ＪＲ高崎線・湘南新宿ライン特別快速）横浜14：49－新宿15：19－赤羽15：35－深谷16：36
<車の方>　関越自動車道「花園インター」から15分