フランスツアー　1

7日～12日までフランスツアーでした。

普段のヨーロッパツアーは楽器のこともあるし、同じ人と回ることが多いので、全部任せっきり（だいたい車移動）ですが、今回はフライトベースもあるし、ジャンもみんなもリハーサルで忙しいので、列車を乗り継いでデュッセルドルフ空港そしてシャルル・ド・ゴール空港へフライト。空港からも列車に乗って宿舎である聖メリー教会へ辿りつきました。人一倍心配性の私も同行の直毅さん・真妃さんの協力で成し遂げることができました。ありがたや。本日から3日間直毅さんとは別行動、10日に教会コンサートで再会します。GOOD LUCK!!

聖メリー教会に宿泊するということは実に珍しい経験です。神父さんが住居にしていた部屋でしょう。ここにピアニスト、フレデリック・ブロンディさん一家が住んでいて、泊めて頂いたのです。直毅さんとブロンディさんのデュオCDは此処で録音されたものです。シャトレ付近は新しい建物がドンドン建っていて、地図と違う風景なので少し迷いながら、楽器ハードケースをガラガラ曳いて到着。ヨーロッパは石田多美さん、いや、だいたい石畳なのでホイールも大きく無いと結構大変です。確かにこちらのベーシストは柔らかいタイヤ、大きなホイールを使っていますね。あるいは、リュックのようにベースを背負っている人も多いです。乗り物も建物も背が高いので成り立ちます。バスもらくらくOK。

ここは、パリのど真ん中なのでホントににぎやかです。大変コージーなレストランで食事、美味いです。ドイツとは随分違いますね～。ビールの国とワインの国の食事は本当に違います。教会でのコンサートを企画・協力しているフレッドが「今から教会でコンサートがあるから聴く？」というので「はい」と言ったらなんとAMMのコンサートでした。私はナンシーミュージックアクシオンで体験して以来でした。50年以上続く伝説的即興グループです。ビートルズ結成以前のポールとジョンがよく聴きに来ていたという話。聴衆も500名くらい！日本で何回も共演したベルトラン・ゴゲさん（サックス）も聴衆の中に発見。さすがパリですね。つづく二組の演奏が爆音に次ぐ爆音だったので私は早々に退散。（ちなみにこの教会コンサートでの歴代最大音量はMerzbowだったとのこと。）

明日からの行動に心配性の私はあれこれ考えますが、「考えたって仕方ないよ~ん」と娘にたしなめられ「はい、そうします。ゴメンナサイ、アリガト」と寝ました。