ポレポレ坐 徹の部屋vol.36 終了

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こういう音たちがポレポレで生まれていることが素直に嬉しい。

日本の「前衛音楽」の影響を濃厚に持つ今井和雄さん。タンゴやクラシックから突然この世界にやって来た喜多直毅さん。橋渡しの私。

 

世界のどんな舞台でも、どんな状況でも、どんな聴衆に向かっても、いや聴衆がいなくてもたった一人で演奏できる、そんなヤツらです。何と素晴らしいことでしょう。コンセプトで武装・防御する必要もなく、流行とは無縁、金銭の命令・指示にも従わず、狂おしいまでに激しく・優しく。

 

そんな「不可能」を可能にしているものは何?

 

孤独の深さ、技術の確かさ、願いの強さ、とも言えるし、音楽「欲」の大きさとも言えるでしょう。共有したい、伝えたい気持ちと少しでも遠くへ行きたい欲求、世の中で一番大事にしたい気持ちと、そんなものどうでも良いという気持ちの共存。

 

いくら言葉を羅列しても言い切れない、だからこそ誠に貴重な時間と音でした。

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