今日は23日ポレポレ坐「20年目のストーンアウト」のリハーサルでした。
17絃丸田美紀さん、うた 松本泰子さん、尺八 黒田静鏡さんが参加してくれました。
年初の「うたをさがして」からのご縁のある松本泰子さん、そしてそこから拡がった旧友の丸田美紀さん、そして、今回出会うことになった黒田静鏡さん、25弦の荒井実帆さんで、20年前の作曲ものストーンアウトを演奏します。私としては、偶然のご縁を次の機会に活かすことがとても大切なことと考えて生きています。そうすることで偶然が必然となっていきます。そのエネルギーがさらに新しいご縁を誘発していくのも大好きです。
黒田静鏡さんは、先週韓国へ行って尺八のコンチェルトを演奏して帰国したばかり。しかも、沢井箏曲院出身のジョセリン・クラークさんと一緒に写った写真が突然ジョセリンから送られてきました。偶然コンサート会場でであったそうです。もうこの時点で偶然とは言えませんね。
一時帰国中の芦刈さんが最後の?レッスンに来ていたので全員と挨拶。とりあえず台湾に戻る芦刈さんに台湾での箏奏者(丸田・松本さんの知り合い)の情報も伝わり、またまた曼荼羅のように人間関係が拡がりそうです。黒田さん・芦刈さんは同郷・福岡でしたし・・・
音楽は、箏アンサンブルから一歩も二歩も離れた展開がとても新鮮です。しかしとても自然に響いています。20年前の委嘱者丸田さんがいらっしゃることも大事な要素なのでしょう。あのころ、と、今、そして、未来。トンビのテーマ(悠然と天を飛ぶトンビ=金石出のホジョクのイメージ)では、言葉をつけて歌ってもらうとこれがまたまた別物になりました。スキャットの多いなか、言葉があると本当に違って響きますね~。やっぱり「うた」。もちろん泰子さんのスキャットもとても素敵です。プログレのようだと初演時に言われた「終曲」のテーマを楽々と尺八で吹いてしまう黒田さんにはビックリです。まったく新しい世代が生まれて花開くのですね。韓国のコンチェルトにひきつづき昨日はシュトックハウゼンの「ソロ」を世界中でSkypeでつなぎ日本代表で演奏してきたとのこと。
どうぞご期待を!
海と空が溶ける昼と夜が混じる音が見える色が聴こえる空の果て探し私は飛び立つ成層圏を越え未来圏を越えてスピードを上げて輪郭を消すんだ私を消すんだ空の果て目指し沈黙を目指して
そうそう、チラシ表の曜日がFRI,になっていました。(裏はちゃんと木曜日になっています)。校正ミスです。すみません。木曜日です。