オペリータ初日開きました。

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八百万の神・仏・人々・物・事のおかげさまで初日開けました。いや~こいつぁめでたいと言うほかありません。奇跡につぐ奇跡。針の音も聴こえるような集中した聴衆。ジャンさん、オリヴィー、直毅さん、大役を2日で仕上げてくれた泰子さん、素晴らしいです。なぜ「素晴らしい」という単語しか無いのかじれったい~~。詩人ならもっと良いコトバで表すことが出来るでしょうが・・・

 

振り返っている余裕は無いので、当日配布したプログラムの私の文章と写真で報告にします。

 

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うたはだれのもの?

 

本日は寒い中、ご来場まことにありがとうございます。

 

ホームページやFacebookにこの公演について毎日のようにたくさん書きました。また千恵さんの挨拶は私の挨拶でもあります。今ならではのことを書きます。

 

ジャン、オリヴィエさんが相次いで来日し、翌日が総合リハーサルという時にさとうじゅんこさんが急病で歌えない可能性がでてきました。さあどうしよう?

 

さまざまな困難を一つ一つ乗り越えてやっとここまで来たのもじゅんこさんあってこそでした。何があろうと、私たちのうた・音楽は誰にも奪われはしないという信念が支えでした。そのうたさえも奪われてしまう!と言う状況に私は思考停止し、「公演キャンセル」も頭をかすめました。

 

ジャンさんが「なんとしてもキャンセルは避けた方が良い」と優しく諭してくれました。ダンスと音楽だけでもこのメンバーならばどうやっても成り立つことは分かっていましたが、なにしろ「うたをさがして」というコンセプトで準備をして宣伝をしてきたので、歌無しはあり得ません。朗読で替わりを、といっても・・・

 

そんな時に制作のマルメロが「松本泰子さんなら」と提案してくれ、奇跡的にスケジュールが空いていることがわかりました。制作の経験もある泰子さんが我々の窮状を深く理解して下さり「試しに」ということでリハーサルに参加、全曲にトライ。「なんとかやってみる」という力強いお答えを得、翌日のリハーサルにも参加、そして初日を迎えることになったのです。

 

うたはだれのものでもありません。うたそのものが私たちを救ってくれたのだと思います。喜多さん、ジャンさん、オリヴィエさんも自分の「表現」など二の次にして舞台の実現にすべてを捧げてくれています。

 

すべての関係者・スタッフ、ご来場のみなさま、とりわけ松本泰子さんに感謝を捧げ、さとうじゅんこさんの回復を願いご挨拶の代わりとさせて頂きます。   齋藤徹

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