ユーラシアンエコーズ第2章 応援コメント

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21年ぶりの企画ですから、ずいぶん懐かしい人に連絡を取ったりしています。ありがたいことに多くの方が応援してくれています。いろいろなコメントも寄せられました。

 

 

20年ほど前のこと、釜山近郊の漁村で金石出(キム・ソクチュル)一族が執り行うクッ(巫儀)を見ていたときのこと。ちょうどお昼どきで、村のハルモニやアジュマたちがクッパンで昼食をとりはじめていた。と、そのとき金石出が「今日は日本から客人が来ているので歌をうたってもらいます」と言って私を指名してきた。
冗談だろ!? シャレがきついぜと思ったが、すでに金石出はチャンゴを叩きはじめている。もう後には引けない。何をうたったのか覚えていないが、足元をすくわれるような凄いリズムに冷汗かきっぱなし。そのとき初めて金石出が叩くチャンゴの凄まじさを肌で味わった。
うたい終った後、その場にいた斉藤徹に「あんな凄いリズムと一緒に演ってるんだ」と言ったら「そう!」と答えて笑った。
その凄すぎるリズムに乗って軽々と身を踊らせ、歌をうたう村のハルモニ、アジュマたちのなんと自然体であること。もう参りました。
あれから20年、変わらぬものと、変わったものがあるはず。何がどう? そのあたりが楽しみ。
(森田純一・音楽ライター)

 

 

「私の愛する大師匠、沢井一恵、私が大使、あるいはスパイ?になる道から今のこの人生に導いた人です。後悔はしていません!」(ジョセリン・クラーク  カヤグム奏者・培材大學校教授)

 

 

 

齋藤徹さんの世界  この一筋縄では捉えることの出来ない音の巨人とも言える齋藤徹さんとは1999年以来のお付き合いで、ライブペインティングを初めとした様々なシーンで交流を続けてきました。  その茫漠たる太く革新的な音楽の正体は央として計り知ることが出来ません。しかしその音楽は限界とか領域、個性などという言葉の罠にはまるべくもない広がりと強さを持っています、「音楽言語はアルゼンチンのヌエボタンゴから日本や韓国の伝統音楽、東アジアのシャーマン音楽、ジャズ、現代音楽まで拡がっています。そして日本の伝統演劇や現代演劇、ダンス、美術まで精通しています」(All About Jazz/Tetsu Saitoh:Stings & The Moon by Eyal Hareuveni)  世界各地の植民地が次々と独立した20世紀とそれに続くポストコロニアルといわれる21世紀の現在、音楽シーンの中でも、もはや中心などあり得ないとも言え、様々な音楽的な試みが世界中のアーティストによってなされ、様々に線引きされた境界は溶かされ続けています。 そうした中で徹さんのコスモポリタンで雑味を含んだクレオール化した音へのこだわりは羊の腸のガット弦に乗せて即興シーンでも作曲でも時にユーモラスに、時にシリアスな音の塊を我々に届けます。  その現場に居合わせた者は誰でもその圧倒的とも言える音の世界に引き入れられるでしょう、今長い時間にわたって様々なアーティストとの間のセッションで試され確かめられて来た齋藤徹の世界を林檎の木にたとえるならば、その巨木を揺すり甘く熟した果実を手にする時を迎えています。  震災後の殺伐とした時代の中で齋藤徹さんの音楽は不思議に時間をゆがめます。「健康」で[グロテスク]、風のように木々を揺らし、川の流れのような実在を持った音の塊は何故か聞く者を勇気づけるのです。 その世界は。音の根源に迫る喜びを今を生きる私達に伝えてくれるでしょう。(小林裕児 画家)

 

 

 

Tetsu my dear
Many beginnings on the way.
You are the man to carry on this special music Tradition that is so old and mew.
Love Barre         (バール・フィリップス ベース奏者)

 

 

齋藤徹のサウンドは独特!その独自性に惹かれて早15年。また彼の企画するイベントは彼にしか出来ない多様な展開だ。正に国境を越え、クロスオーバーな内容とメンバーで齋藤徹という吸引力によって引き寄せられ、また彼が媒体となり、さまざまな出会いが熟成して展開されていくように思われる。今回の企画は、彼のこれまでの軌跡の上でしか成りたないユーラシアン・エコーズ第2章!どのようなステージになるのか現場に行かない手は無い。 (黒田敬子 画家)

 

応援してくれている人達:

石井かほる(舞踊家)、いずるば(スタジオ)、磯部宗寛(臨江寺住職)、伊藤孝(Session House)、乾千恵(書家・随筆家)、梅本実(エアジン店主)、大木雄高(ビクトリィ)、北川祥子(芦屋画廊)、草深武(上智大学名誉教授)、国井芳子(SAI企画)、黒田敬子(画家)、小林裕児(画家)、西覚寺(高原夫妻、彦根)、斎藤和子(Space Who)、佐藤省(ギャラリー悠玄)、Jocelyn Clark(培材大學校教授・カヤグム奏者)、高場将美(音楽ライター)、趙寿玉(韓国伝統舞踊家)、土佐昌樹(国士舘大学21世紀アジア学部教授)、平野壮弦(書芸家)、Barre Phillips(ベーシスト)、MOKERAMOKERA(アートスペース)、本橋成一(写真家・映画監督)、森妙子(美術家)、森田純一(音楽ライター)、湯浅学(音楽評論家)、尹同求(美術家、韓国芸術総合学校教授)、横尾靖((株)マスミ東京)、李静和(成蹊大学教授)、Roger Pulvers(劇作家・元東工大教授)

 

プロモーションYouTubeもつくりました。

 

応援コメント

齋藤徹さんがモケラモケラを訪れたのはオープンから2年後の2004年6月、井野信義さんとの2台のコントラバスツアーでした。前年、舞踏の工藤丈輝さんがモケラ公演のお礼にと2枚のCDを送ってくださった内の1枚が、徹さんのソロCD「INVITATION」でした。その音は学生時代に聴いた小泉文夫の民族音楽や中南米の音楽、懐かしい風景や海の音、村祭りのお囃子、竹山の三味線、ジャズ、クラシックなど、私の中でバラバラに存在していた音を繋ぐモノでした。「やっと出会えた。」そんな思いでとても興奮したのを覚えています。ライブは日程が合わず断念せざる得ない状況だったのですが、釧路 JAZZ 「ジス・イズ」のマスター小林東さんが「絶対にやるべきだ。」と、調整してくださって実現しました。観客は30名強。半分は学生でした。あれから9年。稚内市・音威子府村・剣淵町・東川町を巡る道北ソロツアー。当麻町ギャラリーかたるべの仲間たちとのライブペインティング、ワークショップ。工藤丈輝さん・瀬尾高志さんとのデュオ。女達の一弦(男も少しいる)プロデュース・共演。ジャンサスポータスさんとのデュオ、ワークショップ等。私たちはたくさんのことを齋藤徹さんから学びました。 (MOKERA MOKERAさんより)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.533460470035265.1073741837.416428571738456&type=1
写真もあります。
2013年8月8日
ユーラシアの波にのって
ユーラシアの風にふかれて
至心信楽(ししんしんぎょう)
おおいに楽しませていただきます!ユーラシアン エコーズ 2
パンフレット とても良い感じですね。
とび魚が ジャーンプ! した時に 目に映える 景色のような……
風は、虚空をめぐり、海面(うなも)をめぐり、海底(うなぞこ)をめぐり
ふきわたります。 ありがたいことです。

(彦根 西覚寺)

私の中でバラバラに存在していた音楽の中に、お隣のアジアの音楽はほんの僅かしかないことに、齋藤徹さんに出会って気がつきます。初めて韓国の銅鑼(チン)の音(リズム)を聴いた時は体の中の様々な生き物が目を覚まし動き出すような、不思議な感覚に包まれたのを覚えています。私たちは何度かWSの中で呼吸を12拍子に合わせ恨(ハン)をとばすことを学びました。大きな何か見えない何かに潰されそうになった時、この呼吸法が救ってくれました。チンの音(リズム)はどこへ行ってもその場所に染みて、聴く人をとらえました。私は齋藤徹さんの音楽を待っている人がいることを強く感じました。まじめに生きて静かに死んでいく人々に届けたいと思いました。そして信じてみることにしました。art space MOKERA MOKERA (旭川)
写真:https://www.facebook.com/media/set/?set=a.534215736626405.1073741838.416428571738456&type=1

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