速報
バール・フィリップスがやってきます!
50年以上世界の音楽界に多大な貢献をしてきたバール・フィリップス(77歳)がこの10月大好きな日本にやってきます。(78歳の誕生日を日本で迎えることになります。)
西海岸のジャスから、ニューヨークでのフリージャズを経てヨーロッパに移住。1000年前のサン・フィロメン教会に住み、フリーインプロヴィゼーションの流れの中心にいます。経験を聞くだけでも現代の音楽史の大きな部分になるでしょう。
また、ISB(国際ベーシスト協会)の議長を勤めたり、幾多のコントラバスフェスを仕切ったり、世界のコントラバス界にとっての功績も大きなものがあります。
サンフランシスコのヒッピー世代にあたることもあり、人を愛し、人と人を繋げることも得意技。バール曼荼羅の交差点には多くの出会いとムーブメントが起こっています。
お歳を考えるともしかしたら最後の来日になるかも知れません。さあ、みなさんも、もちろん私もバール曼荼羅のなかで「遊び」ましょう!!
Barre Phillips (バール・フィリップス)
1934年カリフォルニア生まれ。ニューヨークに進出、当時隆盛していたフリージャズ演奏を続ける。60年代後半よりヨーロッパでの活動が増え(ジャン・ジュネとのコラボレーションもある。)自らの音楽的指向と一致することから、1970年代よりフランス南東部プジョー・ビルに住む。1000年前のSainte Philomene教会を発見、修復、管理し居住する。絵はがきやバッジも発行され、現在も観光客が訪れる。その功績からフランス国籍取得を薦められるが、アメリカ国籍のまま。
The Trio、ECMレーベル最初期からのアーティストとしてヨーロッパのフリー・インプロヴィゼーションシーンでの中心的活躍を続けている。ダンスとのコラボレーション、数多くのワークショップ、ロバート・クレイマー(映像作家)との数多くの共作があり、ISB(国際コントラバス協会)の議長に選出され、クラシック、ジャズなどのジャンルを超え世界のコントラバス界での尊敬を集めている。あふれるような人間的な魅力から彼の周りには自然に多くの人々が集まり、その人々同士の出会い・繋がりがどんどんと広がっていく。芸術的な成果だけでなくあらゆる方面で豊かな人間関係を築いていることは特筆すべきことだろう。
日本へは、演奏ばかりでなく、山形ドキュメンタリー映画祭への招待、阪神・淡路大震災チャリティなどで何回も来日をしている。齋藤徹とは初来日の時から共演を重ね、世界各国でのコントラバス祭でも協力、お互いの楽器(gand & bernardel)を交換、日本・ヨーロッパでのデュオ、グループツアーなど、誕生日が同じ(10月27日)なこともあり友情が続いている。阪神・淡路大震災の時はアクト神戸という運動のヨーロッパでの中心メンバーとしてチャリティコンサート、日仏アーティストの交流などに尽力したことも忘れてはならない。
10/14 カフェズミ(吉祥寺) ソロ
10/15 ポレポレ坐 デュオwith徹
10/16 同志社大学 デュオwith徹
10/17 同志社女子大学 特別講義+デモンストレーション
10/19 グッゲンハイム邸
10/20 ギャラリートータク 東海市 with小林裕児+徹
10/21 ナルシス (新宿) ソロ
10/23 キャンディ (稲毛) デュオwith徹 live&talk
10/24 「いずるば」 with高岡大祐・天田透・徹
10/25 キッドアイラック デュオwith 堀川久子
10/26 Space Who デュオwith高橋悠治
10/27 Space Who withベースアンサンブル弦311(瀬尾・田辺・田嶋・パール・徹)バースデイセッション
10/28 Space Who トリオwith高橋悠治・沢井一恵