8月25日は中野WIZホールへ!

8月25日(土)中野WIZホールで「牡丹と馬」遠野ものがたり
で音を担当することになりました。(即興的なベースソロになります。)庄崎隆志さんの演出・台本による 風の市プロデュース結成15周年
新しい出会いです。数年前、野村喜和夫さんと行ったメキシコシティでの詩祭で現地世話人だった高際さんの紹介です。聴覚障害の人達の集団です。ダンスも美術も演劇もすばらしい。そして笑顔がすばらしい。初めてのミーティングでお会いした後に行った他のリハーサルでボルヘスの朗読をしていたのが高際さんの学会仲間だったという偶然も重なりました。今回の公演はダンス中心のものだそうです。
佐藤慶子さんのサインソング公演で聴覚障害の公演をお手伝いをしたことがありました。その時のことはいまも鮮烈に覚えています。マツゲで音を感じるとか、風船を持って感じるとか。聾唖の音響技師がいるとか。彼らのピアノの音については何回か文章でも書きました。また岸田理生さんの「空・ハヌル・ランギット」では、主演のおひとり今野真智子さんに、お願いして歌っていただいた時の衝撃も忘れられません。
博多の画廊が紹介してくれた安元亮祐さんの音楽的な絵画は好きで、北松戸や幡ヶ谷のカフェなどいろいろなところで絵を発見したり、ご本人とも不忍画廊でお会いしたり。そしたら安元さんが今回の公演の美術監督だそうで、偶然は重なります。
エイブルアートやアールブリュなどと即興や舞踏、韓国の病身舞との関係、ジャン・デュビュッフェの即興演奏のことも時々話題になります。また打楽器奏者エブリン・グレーニーさんとフレッド・フリスの即興、エブリンさんのブラジルサンバカーニバル参加の映像も興味深いものです。
アスベスト館の元藤さん、大野一雄さん達とやった「態変」とのワークショップも衝撃でした。態変の機関誌に何回かエッセイを書きました。
そして、私自身も数年前に突発性難聴になりました。入院したり、鍼、整体、アゴの治療などさまざまやりましたがまだ治っていません。
右耳の低音域が聞こえないというコントラバシストには皮肉な状態が続いています。態変の機関誌の担当の福森さんも亡くなってしまったそうです。福森さんに「程度は軽いですが、私も耳に障害を得ちゃいました。」と言うと「障害は軽い・重いではありませんよ。」と諭されたことが昨日のことのようです。
直にリハーサルも始まります。ドイツから帰ってきてすぐの公演ですが、しっかりと気を入れて勤めようと思います。

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