Tetsu Saitoh contrabass solo @ ORT 入荷

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ドサッと到着しました。以前は置き場所が大変でしたが、今は多少余裕があります,と言ってもどんどん減っていって欲しいところ。
表ジャケットは何回かアップしているので、今日は裏ジャケット。ORTの聴衆用の椅子です。(ブッパタールで椅子というと、ピナ・バウシュのカフェ・ミュラーを思い出しますね。)この椅子が老若男女で埋まるのです。とくに老・男の割合が日本ではありえないくらい高い割合です。
グレン・グールドの映像で、赤ちゃんをあやすのに12音音階の歌はありえないでしょう?という意味の会話があったように記憶していますが、ここブッパタールでは、インプロヴィゼーションが当たり前の風景になっています。何組もの老夫婦がインプロを楽しみにORTや教会で心から楽しんでいるのを何回も見ました。
聴衆の受けをねらったり、「親しみやすい曲もやってください」なんてありえません。つっぱっていれば、つっぱっているだけ受け入れられるという状況。その分、「お前は何がやりたいのだ?=お前は何のために生きているのだ?」が直接問われているのですから、聴衆と演者の間の切磋琢磨が行われているのです。聴衆が演者を育て、演者が聴衆を育てる。これは長い時間と持続した意志が必要です。それが文化なのでしょう。
ペーターさんにしても、自宅を開放するのですからいろいろと大変だったでしょうし、確信も決意も相当だったことと思います。旅をずっと続けたペーターさんでしたが、あるとき「一年間このORTで過ごす」、決断しました。そして実行。そして1年と1日後には旅に出た!そうです。旅に出る前は、その国の言葉を勉強して行きます。ギリシャ語はプロフェッショナルだったそうです。
今、ORTを切り盛りし、ブッパタールを中心にインプロの活動をしているグンダ・ゴッチャーク、クリストフ・イルマーさん(二人ともヴァイオリン奏者)音楽大学時代にORTに出会い、ペーターさんに出会い、インプロに出会い、人生を変えてしまいました。今も溌剌とインプロの演奏活動を続けています。単なる演奏活動だけでなく、子供達の教育に取り入れたり、ミュージシャンのブッキング、アーティストインレジデンスの受け入れなど社会性もしっかり持っています。
当のペーターさんは、チューバ奏者だったのですが、バール・フィリップスさんに出会ってコントラバスに替えたと言います。
CDお求めの方は、私にメール(travessia1027アットgmail.com アットを@に替えてください)をいただけると、お送りします。(枚数と送付先住所をお書きください)1枚1500円です(国際一般レベルを目指します)。郵便振替をご利用ください、用紙を同封します。送料も負担するこの太っ腹は、実際のウエスト並?
なお、3月5日~18日の期間は発送ができませんのでご了承ください。

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