DVD編集中

イメージ 1
キビシイ蒸し暑さが続く東京です。
普通なら好きな作業も悪天候やら悪睡眠の影響を受けて、時にくじけそうになりますが、そうはなるまいとだましだましでも一歩一歩やりつつあります。
昨日は、ベースアンサンブルのDVD映像の編集に行きました。2週間前に、音だけを取りだして、いつもお世話になっている島田スタジオでマスタリングをしました。それがとても良かったようで、編集中の映像と音はすばらしく思えました。デジタル技術というのは,こういう現場では本当に便利です。
映像の編集は未経験なので、どのテイクを使うかに困りました。5月5日「いずるば」での演奏、5月6日のキッドアイラックでの午後の演奏(聴衆無し),夜の演奏(聴衆有り)で2本分以上の素材があります。
最終日のスーパーデラックスでも撮りましたが、ジャッキー、ジャン、二人のダンサーが参加していました。kadimaの要請で、踊り無しを使う事に初めから合意しています。これもいつか製品化したいくらい楽しいセッションでした。ジャッキーにとっては最後の日本でのライブ。今はケープタウンに帰ってしまいました。
ともかく私が一人で選曲しなければなりません。さあ困った。そこで考えたのが、音のみで選曲するということでした。映像を観ながらでは、慣れていないこともあって、判断に自信がありません。
選曲前に何となく感じていたのは、ライブだけでもいいかな、ということでした。あの時の高揚感と達成感を忘れられなかったからです。
しかし、音のみを聴いていると、高揚や達成は、上滑りや逸脱でした。逆に言うと、上滑りするくらい興奮したり、逸脱するほどひらめいていたのでしょう。それは良くないと言うことではありません。それがライブ。ライブでなければ味わえない瞬間なのだと思います。
最初に「音を単独でマスタリングしたので、良くなった」と言いました。そうです。DVDもCDもほとんどの場合、言ってみれば「作り物」です。よく見えたり聞こえたりするが良いと言うことは暗黙にあります。ドキュメントと言っても、質の悪い定点映像では飽きてしまうし、悪い音では聴くのが辛いわけです。できる限り良い状態で伝えたいという気持ちです。貴重映像の場合は別でしょうけど。
結局使ったトラックはこうなりました。
1:ストーン・アウト「いずるば」収録
2:かひやぐら「いずるば」収録
3:タンゴ・エクリプス全三章 キッドアイラックアートホール・ライブ収録
4:糸~西覚寺~トルコ風行進曲~インヴィテーション キッドアイラックアートホール収録
5:浸水の森 テーマ~夜 キッドアイラックアートホール収録
6:オンバク・ヒタム桜鯛「いずるば」収録
解説も序文も日本語と英語で書きました。英語はパールにチェックしてもらっていますのでご安心を。
DVDのタイトルを「ベースアンサンブル・弦311」としました。
楽しみですが、あまり上手くできてしまうと今後ちょっとつらくなりそうです。遺言じゃあるまいし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です