さあ・・・・

「さあ、ひとりひとりの声が、重なって ひとつの歌になりますように。」
この地震・原発騒ぎの中で出てきたたった一行の言葉です。
「オンバクヒタム桜鯛(桜台)」の作曲を西陽子さんに委嘱されたとき、お互いにお付き合いのあった高田和子さんの追悼として作ることにしました。三味線の棹はビルマあたり、撥はインド(象)、皮はインドネシア(蛇)など南アジア由来のものであることを聞いて、アジアのリズミックな2つの楽章と、できるだけ明るくお別れができるような3楽章にしました。そして最後のメロディには、「演者がそれぞれの思いで、コトバ(歌詞)を書き、歌うか語るかして欲しい」という注文を付けました。
陽子さんも初演の際、歌ってくれました。
私もいつか作らねばと思っていましたが、不安で眠れぬ夜に願いのようにでてきたのが上のコトバでした。(ベースアンサンブル「弦・gamma/ut」でも、この曲を取り上げ、メンバー全員にそれぞれ作ってもらうようにお願いしました。)
先日の大学での演奏会ではじめてメロディに乗ってこのコトバが流れました。私はそれだけでジーンとしてしまって・・・・
明日のエアジンでも、この曲を演奏します。
さあ・・・・
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