浸水の森ライブ トラックダウン

イメージ 1
本日は,昨年末ポレポレ坐での徹の部屋vol.11「浸水の森」のトラックダウンでした。旅帰り当日、しかもすでに一つ録音を済ませたと言う超多忙の佐藤さん、病を経て生まれ変わった喜多さんそしてエンジニア(アケタの店の島田さん)の時間を合わせるのが至難。やっと本日3時間だけ取れました。
島田さん宅スタジオはまるっきり「男の子」の部屋。好きなものばかりで部屋全体が覆い尽くされています。雑然と見えて実は本人しか分からない配置になっているはずです。ほとんどはオーディオ、そしてカメラ、CD・LP、コンピューター。彼もすでに50歳を過ぎ、「欲しいものがあれば今こそ手に入れるべき、枯れちゃってから手に入れても仕方ない」その考え方、好きです。
録音は、すでに大分昔のことになってしまったようですが、ちょうど2ヶ月前のことでした。いやはや私たちの時間は相当なスピードで流れていきますね。要注意。
イマジナティヴな巨大な絵画の前だし、勝手知ったるホームグラウンド・ポレポレ坐だし、とてもよく分かってくださる聴衆で満員だし、これで悪い演奏になるわけはありません。録音された音は、リラックスしてズンズン楽しそうです。三人が耳と身体を開いているので、どんな些細な出来事も逃しません。
あー言えば,こー言う。あー言わないのに、こー言う。裏の裏を読んだら表になっちゃった。こんなに弾けるのかと思えるように乗せてくれる。バックアップも競い合う。三人の音はこれまた「男の子」達の音でした。演奏者当人にとっては、ピンチをチャンスにしてしまうような即興的反応が実に楽しい。そういう能力を即興能力と言わずして何でしょう。
忙しい二人が帰った後、島田さんと残った処理をしながら、しみじみ話しました。私がアケタに初めてでたのがほとんど30年前。井野信義さんがヨーロッパでの活動が忙しくなり、高柳昌行さんのベーシストとして推薦してくれ、三人で演奏した時でした。スピーカーの前で平気で寝ていた赤ん坊のマイキーは、もう26歳。小沢昭一とネイ・マトグロッソと美味しい酒・料理と良き人を愛する娘になりました。
直毅さん・芳明さん、この2人の優れた演奏家には、ジャズのにおいがしません。30年前この私自身がジャズのにおいがしないということを自他共に感じ、疎外感と孤独感を感じていました。その私からみてさらにジャズとの関係の薄い2人が私の楽曲で即興演奏を自由に展開する、そんな時代になったのです。望むらくはこういう優秀な才能が強力なリーダーとなって自分の信じる音楽をどんどん展開して世界を引っ張って行ってほしい。
ジャズやブルース、4ビート、8ビートが自分の身体に無いことから,私の音楽の旅が始まったとも言えます。私はいったい誰だ?私にしかできない音楽ってあるのか?ジャズが無いからこそジャズの良い部分も客観的に見えます。
私はどこから来てどこへ行く?この2人もどこから来てどこへ行くのでしょう?見てみたい。聴いてみたい。長生きしなくちゃ。
速報:3月11日(金)デュオwith古谷暢康@Bitches Brew  間に入ってくれる人がいて急遽実現しました。
http://bitchesbrew.web.fc2.com/index.html

日程が変更されました!!8日→11日 要注意!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です