花冷えの年度末、二件、関係していた助成金申請が共に不採用との知らせが相次いだ。思った以上に本当にきびしい。オンバク・ヒタムの夢を追っかけていても、そもそも演奏の持続さえ不安になる。
ベルリンに移住したCさんに言わせるとヨーロッパの不況は10年は続くだろうとのこと。しかし、ミュージックアクション、ヴィクトリアヴィルの二つのインプロ系フェスティバルは、2010年に向けて積極的に動き出した模様。(一応の)日程の仮押さえが来た。今年のキャンセルをはねのけられるだろうか?「音楽はパブリック・サーヴィスだ」とする「共和国」の底力を見てみたい。
韓国でも文化ニューディール政策が言われていると聞く。30年代のアメリカのニューディールにも文化部門が存在し、ハリウッドの隆盛に一役買った。そして我が国・日本は、文化切り捨ての伝統をしっかり守り続けるだろうか。
一方、コロンビアとかウクライナとかの国からの打診が来た。もちろん決まったわけではない。しかし所謂「先進国」でないところからの打診ということが意味するものは大きい。