羽衣とアザラシ

モケラモケラでの曲間でのおしゃべりでちょっと間違いがありました。

読み間違いや言い間違いが問題になる昨今、気になったので訂正します。

ポルトガルの話の時、フェルナンド・ペソアを急に思い出して引用をしました。

「私の母国はポルトガル語です。」だと思って引用したら、「私の祖国はポルトガル語です。」でした。(「不穏の書、断章」思潮社)失礼しました。

母語と母国語の違いなども話に出ていたので、訂正します、が原文がどうなっているのかも気になりますよね。一つの単語の訳でも大切です。音楽の1音も大事なのと同じなのだと振り返ります。

今日はジャッキーと『徹の部屋』打ち合わせでした。伝説の話になり、羽衣の話が、セネガルではアザラシの皮に代わりそっくり存在していました。『風』が吹くと新たな関係になる、自分の発見になる、とか、だんだんとテーマがハッキリしてきました。鳥のお告げとか、水の意味、風の意味、身近な基本的なことに類似点が多くありました。いろいろな意味での”Going Home”がテーマになるのかな?と言うジャッキー。鳥の羽を身体から飛ばすイメージがあるんだけど、と言われ、タルコフスキー『ノスタルジア』の冒頭のミサを思い出したり。

私にとって「あふりか」はあまりに遠く、ずっと避けてきましたが、すべての人間の古里でもありますので、温かく迎えてくれる気もしてきました。神宮前のカフェで打ち合わせをしたあと、すぐ裏にある青山保育園にジャッキーの愛娘パロマを迎えに行きました。私の22〜23年前を思い出します。ご機嫌なパロマはトーキョーでいろいろな友達を作って日本語を話していくのでしょう。日本はパロマの『母国』になるのでしょうか?

アフリカの子守歌・遊び歌もパフォーマンスで使うつもりです。当たり前だけれど、ここにも大きな共通点があります。何せ、幸せの種ですから。

3月6日 東中野スペース&カフェ ポレポレ坐 http://za.polepoletimes.jp/

18:00開場 19:30開演 2000円+one order

問い合わせ:電話 03-3227-1405 メール event@polepoletimes.jp

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