大学って・・・

大学での話はいつまで経っても慣れない。毎年終わったときにたくさんの改善点を思いつくのだが、なにせ一年に三回くらいなので、毎度忘れてしまう。もう7〜8年やっているが毎年女子の割合が増え、今年はほとんど女子大状態。芸術関係の学生でないのも厳しい。逆に言えば、それだけ自分が問われる。違うジャンルの人に伝えるには「小学校3年生がわかるように、話し、書く」ことだと堀越千秋さんが言ってたな〜。

「ひとは、自分の不得意なものを仕事にするものだ。」という引用を最近読んだ。そういえばジャン・サスポータスさんも東工大で教えていたし・・・・

ともかく、始めに面倒なことから話し始める。「今・ここ・私」とは何か?自己実現と自己表現との違い、感情や身体は自分の所有物ではない、自律神経や恒常性、三木成夫さんの胎児・海の話、胎内での血流音を聴かせる、ブヌイ族のコーラスを聴かせる、久田舜一郎さんの小鼓、韓国シャーマンとの共演を聴かせる、シャーマンたちの歴史・社会、クッコリ(サルプリ)と12進法などなど・・・・・・あっと言う間に時間が終わる。あと2回に授業で障害者、ポーランド、メキシコ、沖縄、北海道、黒潮、即興、ノイズ、ジャン、などの話ができるだろうか?もっともっと絞り込んで行った方が良いだろうな。

フツーの外国語学部(社会学科・新聞学科でも単位になるそうだ)の学生に急にこういう話を聞かされても困るだろうな、と思いながらも私が若い人に言いたいことは、どうしてもこういうことなので、勢いで突っ走る。そもそも、この仕事を引き受けたときの教授との話で「100人の内、1人でいいから何か引っかかってくれる学生がでればいい」ということだった。今回も1人の学生が、講義の後、話しに来た。

びっくりするような「聴講生」と会食して家に帰ったが、なかなか気持ちが落ち着かずに困った。

12/18.19の工藤丈輝とのデュオのチラシが出来ました。20回シリーズの2回目です。シリーズ終わりは私は72歳!毎度のお願いですが、チラシ配布、ご協力いただけるかたは、メールください。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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