ジャン・サスポータスのワークショップに出てみた。昨年のツアーの時、ストレッチや彼独自の体操をまねてみてとても気持ちが良かったからだ。なんと私以外はダンサーあるいはダンス経験者。この歳になると恥ずかしいものも少なくなってきているが、この場はなかなか恥ずかしいものだった。鏡に映らない隅に陣地をかまえ、他のダンサーに迷惑のかからないように身体を動かした。(実際、最後の方でくるくる回り出したら全く何もできなくなってしまった。トホホ。)
彼の考えは、地と天の間に人間の身体があって、気とかエネルギーみたいなものを身体を通していくというもので、アクロバティックな動きとは正反対。ゆっくりやっていくと自分の身体の左右のアンバランスが実感される。
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フットボール選手の職業障害率が65%に対し、音楽家の職業障害率は75%。オーケストラ団員の76%が少なくとも一度は演奏に差し障りのある苦痛で医者にかかっている、その多くは弦楽器奏者であり、チェロとコントラバスの障害率が他のどの楽器より高い。(「新しいチェロ奏法[身体に優しいチェロ演奏のために] ヴィクター・セイザー著 音楽之友社)
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なるほど、と思いながらも予想を大きく上回る数字だ。私の病気も、ある意味当たり前だったのだろうか。そんな数字が出ている以上、初心者の段階から大いに気をつけるべきであり、予防を教育に取り込むべきだろう。そういえば、海外のコントラバス雑誌にはよく身体のことが取り上げられているし、ベースのコンベンションなどでは体操のクラスがあったりする。
このブログを読んでくれているベーシストのみなさま、是非、気をつけてみてくださいね。特に身体の左右のバランスとか、首、肩のこりなど。散歩の際には、肩・首をまわしながら歩くだけでも良いと思います。
9月、ピナ・バウシュ舞踊団が初の北京公演を代表作「カフェ・ミュラー」と「春の祭典」で行うそうで、ジャンさんももちろんカフェ・ミュラーに参加。その帰りに日本に来たいということ。
今からではと思ったが、いくつかライブを取りました。詳細はまた伝えますが、いまのところ
10/1 横濱インプロジャズ祭 秋、10/6 プランB ゲスト 西陽子(箏)10/10 東京工業大学 10/12 いずるば 10/14 文化村 などです。是非ご来場を!