jackiとの午後

昨日、ジャッキー・ジョブとのデュオが終了。とても楽しい午後でした。少しおなかの膨らんだジャッキーは心配させるくらいナイスなダンスをしていました。二人でやるとなぜだかどうしても「儀式」のような、シャーマニックな展開になってしまいます。マレー系の血が入っているというジャッキーのために、マレー人ザイ・クーニンの描いたゲッコー(やもり)入りの大きな太鼓も演奏しました。それにひときわ敏感に反応したように見えました。トーキョーの片隅のスタジオでアフリカとマレーが交錯しているよ、と彼女のおなかのベイビーに伝えたくなりました。

このところ急にゲンブリの音に惹かれています。翁長美酉(おながみどり、沖縄出身、ベースを目指すが途中で打楽器に転向、その後ブラジルに移住、今はアフリカのリズムを追っている)さんにいただいたゲンブリ(モロッコの楽器)の録音を良く聴いています。昨年ツアーしたダンサーのジャン・サスポータスさんはモロッコ生まれだったので移動中の車で一緒によく聴きました。「この録音は本物だ」と彼も言っていました。思えば、ゲンブリの音楽は史上初のベースソロ音楽ですね。私はベースでよくビリンバウ(ブラジルの一弦打楽器)奏法をしていましたが、今思うと私にはゲンブリの音とリズムの方が近いようです。楽器を弾くことで自分の架空の祖先の位置が少しずつ見えてきます。

フレデリック、ミッシェルと続いたフランス友好の二ヶ月が終わり、不義理をしていた各方面にお詫びの連絡をしなければ・・・・・

DVD「Spring Road 2003」の注文がフランスの雑誌から来ました!

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