タンゴだのフラメンコだの

ジャンの帰国以来、休む暇も無くタンゴやフラメンコの日々です。長雨のせいでしょうか、あるいは忙しい時期によくあることですが、違うジャンルの音楽を立て続けにやっていくと気持ちがなぜか上がりません。もちろん演奏しているときは高揚感があって楽しいのですが・・・・。

タンゴ演奏は、私の15年前私のピアソラCDに参加してくれた田辺義博さんのグループの助っ人。その後何回ものタンゴ留学、いくつもの大病を経たそうだ。ずいぶん久しぶりの共演だ。バイオリンの古橋さん、ピアノの金益さん、ヴォーカルの長浜さん、とても暖かなメンバーに囲まれている。みんな「聴く」ことのできる優秀なミュージシャンだ。特に古橋さんとの出会いは嬉しかった。田辺さんのオリジナルタンゴやピアソラ、古典タンゴを3ステージ!たっぷりだった。

フラメンコはごくごく初心者なので、レッスンビデオ、リズム別に編集してあるCDで勉強中。リズムの基本は12。やはり12は人間と音楽にとって特別なのだろうか。韓国音楽でもそうだった。2でも3でも割れる。(奇数、偶数で割れる)3で割ると4つの3。それは一年と四季にあたる。一日も24時間、1時間1分も12で割れる。12の公約数は2.3.4.6. 世の中の歌の中で2.3.4.6を基本拍子とするものはとても多い。

韓国では2と3を足したリズムもあった。チルチェというリズムは2と3を足していって40拍子だった。難しいかと思うと、実際はそうでもなかったのにかえって驚いたものだ。フラメンコは12にかなり固執しているため、その中での割り方は異常に複雑だ。前にも書いたが、11,12,1,2,3・・・・と11や12から数えているようで、どこが「頭」か油断していると失ってしまう。血肉化していないと置いてきぼり。トニー・ガトリフの映画を観ているので、アラブやジプシーとの関係には興味が増えている。何かが見えてくることを期待。

そうそう「audio basic」付録CDが評判だそうだ。日本のベース界に貢献できればこんなに嬉しいことはない。

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