旅の効用

旅の良いところは多い。
日頃やっているいろいろな「役」から解放される。すなわち次の役をテンポラリーに遊び半分で決められる。軽くなった身体と感覚からいろいろ発見がある。
一昨年のカリフォルニアの旅でU.C.バークリー近くの古本屋でパラパラめくった「アンリ・カルチエ・ブレッソン」の写真集。多少は知っていたが、このときに初めて出会ったという感じだった。帰国後 彼のさまざまな写真集を観て多くの触発を受けた。そのままいろいろな写真家の作品に繋がっていった。街を歩いていても良い構図に出くわすとなんとなくうれしくなった。

渋谷に彼のドキュメント映画「瞬間の記憶」を観に行った。さすがにヨーロッパの名家の出だけあって落ち着いて、飄々とした物腰、しゃべり。バッハの音楽も心地よく、ついウトウトしてしまった。(反省)

ヒトは瞬間瞬間に夥しい数のさまざまな選択をして生きている。実際にしなかった選択の数は選択した数の何百何千何万倍もありどんどんと重なって増え続ける。それらはどこに行くのだろう。どこかにあるのか?なんてことを考えてしまった。

帰宅後、アラスカで再び出会ったアンゲロプロスをまた観てしまった。

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