DVDスロッギーのワルツ、完成記念LIVE2days

「スロッギーのワルツ」DVD完成記念LIVE2days 4/28.4/29

じつにおおめでたい収穫祭です。
現代詩人の詩・詞に私が曲を付け、松本泰子がコントラバスだけの伴奏で歌い、聾の庄﨑隆志が舞う、そして、詩を提供してくださった詩人も舞台に様々な形で関わって貢献してくださいました。野村喜和夫(朗読ラップ?)三角みづ紀(朗読・即興詩)寶玉義彦(朗読)MIYA(フルート)木村裕(ピアノ)薦田愛(朗読・ダンス)市川洋子(ステンドグラス)それは舞台に華を添えるなどというレベルを超えた本質的貢献でした。

なんとも贅沢で幸せな時間でした。それをつぶさに映像化していました。アトリエ第Q藝術に都合で来ることができなかった札幌在住の三角みづ紀さんは、翌月のエアジンに急遽参加できました。アトリエ第Q藝術では香港のカメラマン、ウォン オンリンさん、近藤真左典さんが撮ってくれ、私の素人録音を島田正明さんが、音だけでも成り立つくらい、見事なマスタリングをしてくださいました。120分ギリギリの難しいオーサリングも苦労の末うまくまとまりました。前澤秀登さんの写真もスバラシイ。実にめでたい。春爛漫のようです。

いろいろなめでたいことが重なって、なるようになって、ケ・セラセラでそのままの形で世にでることになりました。これをめでたいと言わずして何がめでたかろうぞ?よ〜〜〜ポン。

私と庄﨑さんははじめからなぜか強い信頼があり、聞こえる、聞こえていない、ということを考えたことがないほどです。プロジェクターで投影された詩、それが庄﨑さんの身体に抜き出され、写り、取り出され、意味を越えます。聾の方にも楽しんでいただけると思います。そこにもこのDVDの大きな役割が有るのだと信じます。

このDVDがタンポポのように風に乗っていろいろな人の手元へ届くことを願っています。

成り立ちを短く言うと:

私は、3・11を契機として歌作りを始めました。新生児・妊娠中の方のみが暮らしている避難所で演奏した(演奏できなかった)ことがきっかけでした。進めるたびに「ことば」を探しました。歌を探すことは、言葉を探すことでした。テオ・アンゲロプロス監督の映画の台詞を使ったり、乾千恵さんが提供してくれたり。

オペリータ「うたをさがして」というダンスシアター(ダンス:ジャン・サスポータス、ことば:乾千恵)になり一区切りつきました。その直後、膵臓がん告知され、1回目の手術「残念ですが、余生をゆっくりお過ごしください」と言われ退院。何をなすすべもなく自宅で寝ていました。残りの人生やっぱり歌が作りたいな~とボンヤリ思いました。ずっと励ましてくれていた薦田愛さんのことを思い出し「な~んだ、言葉で生きている友人がいるじゃないか!そうだ、あの人も、なんだ、この人も、あれっ、あの人もそう・・・」と気づき、この新プロジェクトが急にスタートしたのです。

作曲し終わって気づいたのは、ほとんどの曲がワルツ系でした。スロッギーとは、ジャン・サスポータス家で長年一緒に暮らしていた犬の名前、ピナの舞台にも何回も出演した街の人気者でしたが、天寿を全うして他界。ヨロヨロ歩いたり、ある時は勢いよく走り出したりすることをスロッギッシュと言うことから名づけられたと言います。私のワルツもヨタヨタしたり走ったり踊ったりです。DVDのタイトルを「スロッギーのワルツ」として、彼の魂へ捧げます。

なお、作品のほとんどが、ドイツブッパタールのジャン・サスポータス宅で作られました。毎日スロッギーと一緒でした。

淡路島に引っ越した庄﨑さんがこのために来てくれるので、2日間連続にしました。どうぞお越しください。詳細は↓チラシを!

今回のライブは一部制で曲を選択して行います。プロジェクター付き。