ともかく生き残り、回復し、音楽でお返しするのだ、というシンプルな心構えです。そしてもしそうなったらきっとそうします。

長生きしたら「あの時あんなこと言って・・」と笑えば良いのでしょう。談志さんは死ぬ死ぬといって10年以上さまざまな「遺言」を残しました。私は、彼のような才能ではありませんが、人皆それぞれ役目や願いがあって生きている限り、そこに抗えるものは無い。

身体や心を所有しない、ましてや音楽を所有してはならないと言い聞かせ続けてきました。
所有した途端に貧しい、自己表現に堕ちてしまう。そんなもの誰が必要とするのか？

思った以上に活発な湯治記念CD・DVDセールはそれを確信させてくれます。
ニューヨークのベース用品ショップが、私の事情を鑑みて、無料で提供してくれたり、さまざまな支援があります。

こんな暖かな気持ちを両肩に背負っていますので、その気持ちを裏切ることなど誓ってできません。ひたすら目的に向かって生きていくわけです。有言実行あるのみ。自己表現のためには使えません。大事なのは私を通って出てくる音楽です。そのために通り道を生かしておかないといけないということでしょう。

元気なうちからこんな気持ちを徹底していればよかった・・・・・人は必ず死ぬのですから条件は同じ。

湯治記念CD・DVDセールに、マルメロ制作「オペリータうたをさがしてブックレット」を25日まで追加します。CD1枚、DVD2枚、原作、楽譜集35ページ、ツアー全日程の記録、メディア記録、メンバーのメッセージ、写真など満載です。定価4000円を3000円に。
その他は今まで通り
http://travessiart.com/music/
にあります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。