トリオロスファンダンゴス

ずいぶんと赤シャツ写真が続いています。

チラシが刷り上がる前にすでにソールドアウトというトリオロスファンダンゴスの人気。開演前から演奏後までず~っと笑顔や笑い声が溢れています。仰さんとKazzmaさんの関西の魅力(と実力)、ボケを支えている固い信念。そしてそのやんちゃをしっかり支え、出るところはしっかり出る九州女性ふたり。

東京にも新宿ムーランルージュ、浅草オペラ、大宮デン助、レオナルド熊、クレージーキャッツ、江戸落語の大きな伝統はありますが、昨今は特に見栄っ張りでクールを装う恥ずかしがりが主流。「実」しか認めない関西が「そんなんウソやん、知らんけど」と言ったらすぐに崩れます。

点滴をぶち込んで、酷暑の中、エル・チョクロに到着、セッティング。

コントラバスの音を増幅する?と聞くと、三人とも即座にNOです。そこが好きですね~。効果だけ求めたら少しマイクを通した方が聴く方もやる方も楽なはずです。特に現状の私は音量大きくありません。

大きい音、強い音に合わせ、小さな音を増幅していくPAはうるさくなるだけで、小さな音や沈黙は使えなくなるし、耳をそばだてることから遠くなってしまいます。今の日本社会と一緒で強いものに合わせて行くことには多くの弱点があります。それを直感で知っているのがトリオロスファンダンゴス。弱さの力を知っています。

ファンダンゴ(大騒ぎ)だけではない。チャンバラトリオが4人だったのに倣って、4人でも5人でもTLF。今年も定点観測させていただきました。なお、翌日の三ヶ月検診(術後1年検診)結果は不確定要素が見つかり、来週再検査です。なにがあろうと自由も音楽も愛も続いていくのみ。