一週間のご無沙汰でした。御心配いただきありがとうございました。
「いずるば」ワークショップ、オープンリハーサル、と違いがわかりにくいかもしれません。おまけにこの日は、ワークショップスタッフがゲスト参加してのオープンリハーサルということでなんのこっちゃ、ということになりかねませんが、それしか言い様がないのでスミマセン。
もともとワークショップを展開するときに私はスタッフを照準としました。どういうかたがいらっしゃるかわからない毎回のワークショップで、すべての人を対象に考えていたら、教師の才の薄い私にはとうてい成り立ちません。無理です。そこで、私はスタッフを照準として彼らの反応を見ながら進めていくという方法をとりました。
ワークショップは1年で終了。こういうものは何となく続くと思いがちなので、初めから1年と決めていました。その結果、続くならその時に決める、として、結果はオープンリハーサルという形式に変えてある種の「持続」をすることになったのです。1年間、私は手術をし、スタッフ間でもいろいろとありました。ともかく終了し、その「成果」を披露して欲しいな~、と思いスタッフゲスト回を2回設けたのです。
今回は、大塚惇平(笙)さんとかみむら泰一(サックス)さんにゲスト参加していただきましたた。次回は村上洋司さんと鈴木ちほさんです。
まず、私と竜太郎さんでのDUO。自己表現・自己解放を放棄してもらう、ということを告知でも強調していたので、その1つの形を「宣言」としてまず初めにやりました。
そして大塚惇平さん担当では、鈴木ちほさんとの類似した音色の持続音の重なり実験に、諏訪洋子さんと竜太郎さんのダンスを合わせたセッション。かみむら泰一さんは予め進め方をプリントアウトしてやり方をリハーサルしました。どんなに即興的でも、いや、即興的であればこそ、その人の考えていることが出てくるものです。面白いセッションでした。
いつものように「ふりかえり」の時間で質疑応答。これがだんだんと深くなっていきます。休憩を挟み、参加型のセッション4つ。そしてますます深くなる「振り返り」。どうしても時間もエネルギーもかかりますね。みな真剣です。疎かにはできません。
私ごとですが、オープンリハーサルを終えてから体調が優れずいました。
普通の疲労ならば回復を待つだけなので楽なのですが、痺れと浮腫による握力低下が続き、演奏不能→キャンセルという悪夢が頭をよぎります。オープンリハーサルでも扱いの楽なフライト用ベースを使いました。
昨年一昨年のキャンセルさえまだ補てんできずにいるのに、慎重に選んでいるはずの今後の予定が崩れそうで不安が募ってしかたありません。
「どうしたってダメなときはダメ」ということは身に染みています。やっぱり「欲」でしょう。自分のこと、人様のこと、世の中のこと、音楽のことがやっとのことでわかってくると「欲」が増えて何とか活動したい欲がどんどんでてきます。
知人の情報で、重金属の抗がん剤治療による副作用、抹消神経症に効くかも、というのを探して通い始めました。抗がん剤治療に際して「一割から二割にの人にしか効かないよ」と言われていて、幸いその少数派に入ったのですから、薬が良く効く身体なのだ、と信じてポジティブに進めたいと心より思います。