ジャンさんインタビュー

本日は近藤真左典監督による矢萩竜太郎さんドキュメンタリーのインタビューをブッパタールの合気道道場で行いました。(ジャン・サスポータスさんはここで気の道とジャンさん体操を週に5枠教えています。)

鳥の声しかしない静かな道場で、あらかじめ伝えておいた質問をしていきます。私のアイディアも採用され、良いインタビューが撮れました。ケルンでの「私の城」昨日のグラッドベックセッションがあったからこその「今」。そして、近藤真左典さんもわたしも共通にさまざまなこの3週間を過ごしていること、が「とれっとれ」の今を作っています。

前作DVD「ダンスとであって」が竜太郎さんの紹介・日本・ドイツでの公演・リハーサル10番勝負という内容でしたが、次作は一歩踏み込んで、「障がい」の積極的意味合いを問うことになりそうです。

障害か障がいかハンディキャップかさえ定かではなく、最近欧米ではチャレンジと言う言葉も使われ始めているようです。語感としても考えねばなりません。

私と竜太郎さんとの関わり、そしてジャンとの関わり、そして今・この時点での私たちの考えを収録したい。すなわち、今の私たちの考え方に同調してくださる方を発見し、将来に向かって共に生きていきたい、そのきっかけになれば、という考えです。

きっかけ。きっかけ。きっかけ。

ジャンさんにしても、私が竜太郎さんを紹介するまで、ハンディキャップとの交流はなかったそうです。その後、乾千恵さんを知り、庄﨑隆志さんらを知り、モケラモケラを知り、当麻のかたるべプラスを知り、フランスブロアでの障害者施設でのWSを始め、今こうやって、ブッパタール自閉症センターの依頼でのタンツテアター「私の城」が再再演を迎えているのです。何事もきっかけが大事ですね。そして縁が繋がる。思ってもみなかった展開があっちこっちで起こる。

何よりもいつもアンテナを張っていること、心や眼や耳を開いていること、常に求めていること、好奇心を持ち続けること、がつながるきっかけでしょう。

近藤監督は「私の城」も「いずるば」もずっと関わっていただいています。貴重な時間を共にしています。
#JF