フランス〜ドイツ

 

 

8日に行われるフレデリックブロンディさんのアンサンブルのリハがありました。自分が出したい音がアンサンブルから聴こえてくる、とフレデリックさんも大変満足。静かなアコースティック音を中心に倍音、ノイズ、レイアー、沈黙、リズムが錯綜し、時の流れを止めたり、多層化したり、加速したりです。
こういう音楽を応援するアンスティチュ・フランセ(元・日仏学院)。
http://www.institutfrancais.jp/…/e…/frederic-blondy-concert/
アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
東京都 新宿区市谷船河原町 15
プログラム:
第一部 : フレデリック・ブロンディと 中村としまる (no-input mixing board)デュエット。
第二部: フレデリック・ブロンディ、 齋藤徹(コントラバス・作曲)、 徳永将豪 (SAX)、高岡大祐 (チューバ), 山岸直人 (PERC)、 森重靖宗 (チェロ)
ミュージシャンとともに乾杯!(お客様お一人当たりシャンパン一杯無料)3,000 円

 

フランスからドイツへ
8日がフランス人ブロンディさんのアンサンブルですが、翌々日の10日は、ドイツ所縁のライブです。フランスとドイツは随分と違いますね〜。特に表現、さらに即興に関わると、その国民性・民族性が露わになります。日本もそうなのでしょう。
10日に共演するヤシャ・フィーシュテート、ユーディット・ヴィルヘルムさんとは、ドイツ在住の振付家・ダンサー皆藤千香子さんの作品「Azamino Tokyo」で会いました。同作品に出演していたフランス在住の石川勇太さんもたまたま帰国中ということで参加してくれます。この作品は初演時の音楽は私だけでしたが、再演の時は喜多直毅さんも参加。8日、9日とテレプシコールで皆藤千香子さんの作品では直毅さん、ヤシャ、ユーディットさんと参加します。
ドイツの舞踊というとピナが有名ですが、ユーディットさんは、もう一つの大きな柱ノイエ・タンツの代表的なダンサーとのことです。ヤッシャさんの動きは工藤丈輝さんを連想させます。何処でどう繋がっているのか不思議です。
千香子さんにはジャン・サスポータス経由で出会い、ジャンの作品「Looking for KENJI」で共演、竜太郎十番勝負!のドイツ公演の時には、通訳やら何かとお世話になり、ジャンの自閉症プロジェクト「私の城」ではダンサーとして参加。私のドイツでの入院の時など本当にお世話になっています。
さらに矢萩竜太郎さん、大塚惇平さん、荒川創也さんも加わります。
いま・ここ・わたし、というのは私がよく使う言葉です。
ドイツ流コンセプトで言うとこうなります。
普段、日常に流されているときは「今」も「ここ」も「私」も存在しません。
流れの中で立ち止まってみたときに、初めて発生するのです。
その時、身の回りには微かにノイズが響いています。
「今・ここ・私」とは、「今・ここ・私」でしか出来ないことを極めていき、
「今」でもない、「ここ」でもない、「私」でもないものを目指すことになるのです。