昨年の10/31にキッドアイラックホールでジャン・サスポータス、大塚惇平さんと公演を終え、11/1に帰国のジャンを成田へ送り、11/2に入院したのでした。1年経ちました。これも1年、あれも1年、それも1年。
想定(完璧に治っている、か、全然ダメか)とは大分違うキビシイ9月10月でした。LIVEラッシュをなんとかかんとか終えることができホッとしています。多方面にご心配をおかけいたしました。
さすがに疲労が溜まっていますが、本日も晴天でしたので、良ききっかけにしようとずいぶんと久しぶりに早朝散歩にでました。足裏の浮腫でふらふらするので安全な道を選んで短いコース。
楽器の基礎練習も始めました。痺れは無視。筋力が落ちている実感を確かめ、バッハ無伴奏チェロ4,5,6番。弾けない〜所ばかり。諦めずゆっくりと進めるしかありません。楽器を弾ける幸せを単純に喜ばねば。
(志ん生師匠の口調で)え〜、人間というものは、懲りないもので、生きていればそれだけで、なんて思っていたのが、なんとか家にいたい→楽器を弾きたい→ライブもやりたい→良い音をだしたい→良い演奏をしたい→上手くなりたい→喜んでもらいたいなんて、キリがありません。躓いたら一つ一つ戻って行って感覚を思い出さなきゃね。
11月からはポレポレ(スワヒリ語でユックリ)期に入ります。
演奏はこの2つ。
11月11日 日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊
小林裕児個展「小林裕児と森」内でのライブペイントの演奏(with熊坂路得子)15:00より 入場無料
森の人
奥深い森のなかに住まい、木々と戯れる小鳥たちとのポリフォニックな合唱を日々楽しんでいた小人族のムブティーが初めて開けた世界にふれた時の話が伝わっています。
なんと疾走する列車を見た時に「矢が飛んでくる」と言ったそうです。
森の狭い視界の中では「遠い」は無かったのでしょうか。
私も森に囲まれた暮らしを長く続けたせいか遠くと近くがあいまいになりとまどう事があります。
しかしそこは私にとって絵画のイメージの入り口なのです。
うさぎの穴に落ち込んだアリスではありませんが絵そらならではのちょっと緩い空気の流れる小林裕児の世界を少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 (小林裕児)
http://yujikobayashites.sub.jp/wp/
11月18日
齋藤徹ワークショップ – 寄港 – 特別ゲスト編 vol.3
ゲスト:岩下徹(即興ダンス / 山海塾舞踏手)開場14:30
第1部 ライブセッション 15:00~16:00 ( 1時間休憩)
第2部 ワークショップ 17:00~18:30
■料金 :予約 3.500円 / 当日 4,000円
■会場 :いずるば(大田区田園調布本町38−8)
■予約・問い合わせ : Email: studio-info@izuruba.jp
■電 話 :080-3584-3315 (諏訪)
■主催 :いずるば:http://www.izuruba.jp/
Travessia:http://travessiart.com/
岩下徹(即興ダンス / 山海塾舞踏手)
ソロ活動では<交流(コミュニケーション)としての即興ダンス>の可能性を追求。1957年生まれ。82~85年石井満隆ダンスワークショップで即興を学び、83年ソロ活動開始。かつて、精神的危機から自分のからだを再認識することで立ち直ったという経験を原点とするソロダンスは、等身大のからだひとつで立つことから始まり、場との交流から生まれる即興として踊られる。1988年より滋賀県/湖南病院(精神科)でダンスセラピーの試みを継続実施中。日本ダンスセラピー協会顧問。桜美林大学、神戸大学、滋賀県立総合保険専門学校非常勤講師。
齋藤徹(コントラバス)
キャリアのごく初期に身体の中に4ビートや8ビート、ブルース、西洋音楽が無いことを痛感し、ジャズ・クラシックを諦め、自分でしか出来ない音とは何か(自分とは)?を探す長い旅の途中です。邦楽・能楽・雅楽との関わり、ダンス・美術・映像・書などとの交流を深め、アジアのシャーマン音楽、ヨーロッパの即興音楽、タンゴ、ジャズ、自作を続け、ガット弦や過去の楽器調整、変則チューニングなどに興味を持ち、コントラバス祭にも積極的に参加しています。東日本大震災以後、「歌」作りを始め、障がいのある人との共演やワークショップなどで若い人達に思いを伝えることも始めています。人と人、時と時、場と場の橋渡しをすることをライフワークと定め、「トラヴェシア」を指導。
来年4月までのワークショップへ集中し、書籍・DVD化を具体的に考え始めます。
来年の11月1日は何をしているでしょう?