私よ。

ずっと正念場のような時間が続きます。
告知・入院以来そうだったとも言えます。
「こういう時に、負けてしまうのだな〜」という瞬間が幾度となく訪れます。
そして実際に折れそうになります。愚連そうになります。もうやめたよ!と笑いたくなります。

「これさえ乗り越えれば大丈夫のはず。」と暗示をかけつつも改善の感覚は訪れず。
ふて寝をしようにも「こんなんじゃ、生きているとは言えないわな〜」と明るく諦めてしまう誘惑を待ったり。
「ともかく、何事も無かったかのようにあっけらかんと時間が過ぎてくれれば何でもしますよ、ホント、ホントです。」と戯けてみせたり。修得したはず(つもり)のヘラヘラ笑いが愚直にも引きつる。

倦怠感と無力感のせめぎ合い、その間もドサドサ蓄積される痺れや浮腫などの副作用。彼らは真面目です。決して裏切りません。「怠惰」を「悪」として、育ったことが自らにダメ出しを繰り返す。

が、ともかく「出来ない」自分にOKを出し、認めなければなりません。だって仕方ない。

今のところ、引き受けた仕事は何とかこなしました。
「どうしてもできない」という時が来ることも想像出来ます。その時はただ単に「できません」と言うしか無い。その時のための心のシミュレートをして、いかなる「自分の」反応にも敏速に適切に対処しなければ。

キャンと戦いかつ共存し、抗キャン剤と戦いかつ共存する、しかもそのキャンは自分自身であり、しかも見たことも聞いたことも無い自分自身であり、かつ自分自身より自分自身なのです。

そんなインポッシボーなことをやっているのだという自覚を持てよ!保てよ!
いままでこんなに愛されて守られて来たでは無いか?私よ。