ルバイヤート

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10月2日(日) 茂谷さやかさん(http://www.sayakamotani.com)にお誘いいただき出演します。
https://www.facebook.com/events/1813251568905599/

オマル・カイヤームの「ルバイヤート」フィッツジェラルドの英訳からの茂谷さやかオリジナル訳になります。
ロンドンに留学していたさやかさんが、美術制作を「やりきった」(ご本人談)後、言葉に興味が移り、演劇の形式を今、表現手段にしているとのことです。自然な立ち居振る舞いの中で次々と発見を続けていらっしゃるようにお見受けします。

このごろ私の投稿に盛んに出てくるザイ・クーニン。アラブ・イスラムの文化に触れたのは、彼を通してが多いです。彼の娘の名前がルミさん。そうです。ルーミーから来ています。音楽では、ザイのお父様、エイトック・クーニンさんの現役引退記念公演に参加しました。
http://vimeo.com/63501200
http://vimeo.com/63489979
http://vimeo.com/62673384

イスラム系の音楽。それは、アフリカの「推定100歳ビ・キドゥデ Bi Kidude」さんの歌でもとても近い感じでした。ザイもよくシュルティ・ボックスで音を出しながらコーランのような歌を歌います。(CD「Pagan Hymn」に収録あり)

ジャッキーの祖先がマレーから船に乗ってアフリカに着いたように、海路は意外と「近い」感覚なのかもしれません。そして、陸路より海路のほうが、物資を多く運ぶことが出来るし、文化も文明もそれに従って着いてくる、わけなのでしょう。当然、イスラム文化はヨーロッパ文化を完全に凌駕していた時代が長く続いていました。

オマル・カイヤームの四行詩の韻の踏み方は英語では完璧のようで、この舞台では英語の朗読も味わうことが出来ます。このサイズの詩としては、どうしても吉田一穂の「白鳥」を思い出してしまいます。

スーフィーの踊りと言えば、ナンシーのミュージックアクシオンでミッシェル・ドネダとデュオをやった時にゲストとしてミッシェル・ラジさんに入ってもらったことがありました。
http://dakiniasart.org/dancers/michel-raji/

強烈でした。

旋回するダンス。歌のような、言葉の音。スカートが回りフワッと浮き上がります。美しい肉体とダンスでした。モロッコ生まれと言いますから、ジャン・サスポータスと同じです。

とても知的な方でした、どこにお住まいですか?と聞くと、いろんな駅に棲んでいる、なんて言っていました。ちょっと考えれば不思議なのですが、不思議でも無かったです。

フェスティバル企画でのワークショップも担当。私も担当していて、ちょうど前後してクラスがあり、おなじ人が何人も聴講していました。クラスの後に「ラジさんと同じ事をいくつも言っていましたよ」と生徒さんから聞きました。

そんな私にとって数少ないアラブ・イスラム体験を思い出しながら、言葉に乗って、動きに乗って、言葉の中に、空間の中に、韻を踏むように音を配置できればと思っています。とても響きの良い空間だそうです。小さな音、聞こえない音、このところ、そんな実験・修行が続きます。楽しみです。

二言語音楽詩劇

ルバイヤート
原作:オマール・カイヤーム
英訳:エドワード・フィッジェラルド
和訳:もタにサやka

主催:SayakaMotaniCollective
出演:茂谷さやか、郡司英雄、コサカタカシ、Celine Marks
演奏:齋藤徹

日時:2016年10月2日(日)16時開場16時30分開演
会場:Kawamata Hall, BankART Studio NYK
〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9
横浜みなとみらい線「馬車道駅」6出口[赤レンガ倉庫口] 徒歩4分
チケット:予約¥3000 当日¥3500
予約:sayakamotanicollective@gmail.com またはFBから

茂谷さやか(翻訳・構成・美術・語り)
1998年渡英。2003年St.George’s Ascot卒業。2007年ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジファインアート科卒業後、国内外の美術シーンで造形、空間美術、パフォーマンス、言葉を使った作品の創作活動を経てSayakaMotaniCollective結成。翻訳作品の朗読劇を手がけている。国内外の身体操法、自然療法に関するワークショップ、講座に積極的に参加。茶道、気功、唄などを学ぶ。www.sayakamotani.com

郡司英雄(語り)
福島県出身。國學院大学文学部哲学科卒業。卒業後、昴演劇学校を経て小劇場界へ。俳優業のかたわら、昴シアターサポート(現 株式会社T.E.S.)にて舞台字幕オペレーターとして活動。来日ミュージカルの他、野村萬斎企画の電光掲示狂言会など、伝統芸能公演にも参加。自己ユニット、ストロボ商店では脚本演出を担当。外部団体での演出、映像作品への副音声原稿制作等。

Celine Marks(出演)
カナダ出身。キンテ・バレエ・スクールのプロフェッショナル課程を経てヨーク大学にてコンテンポラリーダンスと音楽を学ぶ。IMASCOパフォーミングアート賞を3年連続受賞。キャロル・アンダーソン、スージー・バーピー、ロジャー・シンハ、ホーリー・スモール、サシャ・ザリフと交流、様々なジャンルのアーティストとコラボレーションしている。ワークショップ:Pedestrian Gaze(歩行者の視点)を開催する。

コサカタカシ(語り)
長野県出身。俳優。集団as if~所属。これまでに演劇実験室カフェシアター「青ひげ」、東京おいっす!「女優マリア」「居抜きの来夢来人」、第12回以降のas if~作品、カンヌ国際映画祭出展作品「93/4」等に出演。

齋藤徹(コントラバス・作曲)
舞踊・演劇・美術・映像・詩・書・邦楽・雅楽・能楽・西洋クラシック音楽・現代音楽・タンゴ・ジャズ・ヨーロッパ即興・韓国の文化・アジアのシャーマニズム・ハンディキャップ表現者とのコラボなど様々なジャンルと交流。人と人、場所と場所、時と時を繋げるための自主レーベルTravessia主宰。http://travessiart.com/

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