ジャッキー・ジョブ無事に来日しています。
来る27日エアジンライブに備えていますが、明日より旭川へ小旅行予定。アイヌの研究を始めたいとのことです。旭川と言えば私の「ホーム」ですので、なんとか同行したかったのですが、体調やスケジュールで合わず、諦めました。モケラファミリーなどのケアを受ける段取りになっています。
亡くなる前の2公演ご一緒した五井輝さんは「神居」などアイヌを思い浮かばせるテーマをやっていました。ご存じの方も多いですが、彼の背中一面には立派な入れ墨がありました。それは、YAKUZAのそれではなく、アイヌの関係かと思ったものです。土方巽さんは、五井さんに対してある種の敬意をもって接していたそうで、土方さんの故郷秋田は、かつてアイヌの土地だったわけで、何か縁があるのではないかと想像します。(征夷大将軍の「夷 えびす」はアイヌ)
そして私の夢想する「オンバク・ヒタム」(もう一つの黒潮)だと、インドネシア・マレーからの海流が台湾・琉球弧・西九州・韓半島を通って北海道オホーツクに辿りつきます。ケープタウン出身のジャッキーの中には、マレーの血が入っているという驚くべき事実とも共鳴してくるのです。彼女の舞踏研究とアイヌ研究の大きなヒントとなるはずです。アイヌと舞踏の見えざる糸。
マレーと言えばザイ・クーニン。同じエアジンでかつてやったAA会議(アジアアフリカ会議)ではザイ、ジャッキー、私のトリオでした。今は美術家として有名になっているザイの「エアジンの天井をかじる」伝説が事実である証拠写真が出てきましたので貼りますね。アイヌと舞踏とアジアの糸。
(美術手帖のインタビューが
http://bitecho.me/2016/09/22_1155.html
にあります。)
さあさあ、27日竜太郎誕生日記念エアジンの四季(秋)が迫ってきました。庄﨑隆志さん、かみむら泰一さんも準備万端整えていることと思います。ジャッキーの加入により、幾層にも複雑に織りなす曼荼羅をご覧ください。
矢萩竜太郎(ダンス)
庄﨑隆志(身体表現)
かみむら泰一(サックス)
齋藤徹(コントラバス)
ジャッキー・ジョブ(スペシャルゲスト・ダンス)
9月27日
横濱馬車道エアジンhttp://airegin.yokohama
19:00開場 19:30開演
045-641-9191
charge ¥2500予約割引あり。 (ドリンク別)
U23 ¥1000割引 中学生以下ペットも無料。