ロジャー・ターナーさんは、正に巨匠なのですが、ご本人の近くにいると全くそれを感じさせません。泰然自若として哲学的な話をしているかと思うと、少年のように悩んだり、矢萩竜太郎さん(ダウン症のダンサー)とじゃれ合ったり。
最高の意味で「シンプル」なのです。そう生きるのが如何にむずかしいか、多くの人がおわかりでしょう。
それを当たり前のように続けている、人生のマスターです。
比肩できるミュージシャンで思い浮かべるのはバール・フィリップスさんかな〜。もちろんお二人は共演仲間です。ある共演中に「もちろんインプロの共演だったのですが、バールが『ダニー・ボーイ』を急にさしはさむのですよ。泣きました。」
思えば、ロジャーさんの共演者は私の身近なひとが多いです。
つい先日までいくつかのセッションですばらしい演奏をしたイサベル・デュトアさんとは共演が多く、KOCHUUというベースを含めたトリオのCDがあります。(CS276CD Creative Source Recordings リスボン)
そして、その1ヶ月前に日本伝統音楽・雅楽と共演を重ねたジャック・ディミエールさんともレギュラーに活動をしています。ウルス・ライムグルーバーさんを加えてのセッションも盛ん。CDもあります。
また、我が朋ミッシェル・ドネダとも大の仲良しです。
こんなに共演者をシェアしているというのは偶然では無いでしょう。
人間的魅力の溢れるロジャー・ターナーさんに触れてみませんか?
9月11日 ロジャー/徹/直毅 トリオのみによるセッション@公園通りクラシックス
10月6日はトリオに矢萩竜太郎(ダウン症ダンサー)・ジャッキー・ジョブ(南アフリカのダンサー)を迎えての「いずるば」セッション