7月はスイス人ピアニストが2人来日します。その2

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2016年7月スイス・ピアニスト月間その2はジャック・ディミエールさんです。

http://www.jacquesdemierre.com

バール・フィリップスのトリオで来日していますのでご存じの方も多いでしょう。その際のライブ録音「ORBIT2 Traveling Antipodes」がトラベシアレーベルの第2段でした。

作曲も即興も同時に進めています。作曲家としてザディックからCDが出ています。サウンドポエトリーでも実績を積んでいます

前回来日時には私と今井和雄さんが呼ばれてロラン・バルト「表徴の帝国」川端康成「名人」を題材とした彼の作曲をスーパーデラックスで発表しました。

この5月にはルツェルンでウルス・ライムグルーバーさんと直毅さんと彼と私のカルテットをやりました。とても凄かった。

今回の来日では、私とのデュオにゲストを招いたプロジェクトになりました。ゲストは若き邦楽・雅楽奏者が中心です。

大塚惇平(笙)田中悠美子(三味線・語り)深山・マクイーン・時田(箏)黒田鈴尊(尺八)久保田晶子(琵琶)かみむら泰一(サックス)というラインアップです。

なかなかでしょう?
17日から23日まで連日あります!あ〜大変だ。

17日エアジン ゲスト 大塚惇平(笙)
18日barber富士
19日アポロ ゲスト 田中悠美子(太棹・語り)
20日フタリ ゲスト 深山・マクイーン・時田(箏)
21日七針 ゲスト 久保田晶子(琵琶)
22日茶会記 ゲスト かみむら泰一(サックス)
23日Candy ゲスト 黒田鈴尊(尺八)

久保田さんと黒田さんは来年ベルギーで武満徹作「ノベンバーステップス」を演奏するとのこと。

邦楽・雅楽界は今、元気です!

ジャックさんの今回の来日は、DADA100周年企画です。DADAはチューリッヒのヴォルテールキャバレーで起こりました。ジャックさん自身はジュネーヴ(フランス語圏)出身。

すばらしいキャラクターの持ち主です。飽くなき探究心を保ち、昨年暮れのバール・フィリップス復帰初ライブはジャックさん作曲のオーケストラ+即興トリオで、大好評だったとのこと。録音を聴きたいですね。

同郷の旅人ニコラ・ブーヴィエさんとは面識もあったそうです。ニコラさんの来日は1955年のこと。ナグラのテープレコーダーをもってジュネーブから東へ自動車で移動、その時の録音CDも大変興味深いです。ニコラさんの本「ブーヴィエの世界」「日本の原像を求めて」は大変面白いです。機会があったらお読みください。

本と言えばバール・フィリップスのトリオの本が出たそうです。早く読みたいですね。

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