ドルトムントは、一昨年の竜太郎10番勝負！での最終地であり、終演後に日をまたいで竜太郎さんの誕生日でもあり、とても思い出深い街です。当地のインクルーシブフェスティバルをやっているアンジェリカさんが、4年前のORTでの竜太郎セッションの聴衆の中にいて、感銘を受け、2年前の10番勝負ツアーでの招聘の大きな切っ掛けになりました。
今回もアンジェリカさんとウテさんの協力でこの会を持てました。DVD「ダンスとであって」を持っての報告会でもあり、感謝を伝える会でもあり、2年間の成長を見てもらう会でもあり、直毅さんを紹介する会でもあったのです。
2年前のツアーで国際交流基金の助成を受けて近藤正典監督・撮影の松根広隆さんが同行できたのでこのDVDに結実しました。膨大なフィルムからの編集は回を重ね日本語版を完成させましたが、今回ドイツでの上映にあたり英語字幕も付けました。直前に（DVDRとブルーレイ）完成し、私がこちらでやっと受け取ることが出来ました。（意外に郵便事情が悪く、EMSも早く届きません。一般のドイツのイメージとは違いますので何かの際にはお気をつけください）
NTSCとPALの違い、プレーヤーの互換性、アダプターとの相性などを考えて、Regional CodeやPALなどを外したファイルを作成したり、Macに丸ごとコピーしておいたり、万全を期しました。真妃さんと試行錯誤の結果、なんとかDVDRを外付けプレーヤーから上映できホッと一息です。
三々五々聴衆も集まってきます。みんなリラックスしていて良い感じです。中庭でタバコを吸う直毅さんとくつろぐ竜太郎さんとお喋りをしています。好天がつづき、9時過ぎまで明るいということもあり、ライブをやってから上映という順番にしました。
のびのびとライブ、そして上映。上映中にも、上映後にも拍手がわき起こりました。近藤さん・松根さんありがとうございました！受けてますよ！
特にケルンでのパフォーマンスは竜太郎さんの生涯ベストであり、とても良いリファレンスになり、反省にもなり、励みにもなります。
日本でも広まることをこころより願います。
〝 ダンスとであって ″ 矢萩竜太郎10番勝負！
After meeting with dance – Ryotaro 10 trials –
矢萩竜太郎のダンスとの出会いは、ヴォルフガング・シュタンゲ（舞踊教育家、アミキ・ダンスシアターカンパニー主宰）の差し出した手に誘われて踊りだしたことから始まります。そして、齋藤徹（音楽家、コントラバス奏者）、ジャン・サスポータス（ピナ・バウシュ / ヴッパタール舞踊団ゲストソロダンサー）との素晴らしい出会い。今は少しずつアーティストとしての道を歩み始めています。
2014年7月・8月。ドイツ４都市、４つの会場から招聘されたことをきっかけに「矢萩竜太郎10番勝負！」公開リハーサルが「いずるば」で始まりました。
毎週日曜日、６回行ったパフォーマンスでは、様々なジャンルのアーティストが大勢ボランティアとして参加してくださり、期待と驚きに満ちた空間が生まれていきました。
そして、ドイツへ ーー。４都市でのパフォーマンスでは「人はなぜ踊るのか？歌うのか？さらに、なぜ生きるのか？」を問いかけるような、竜太郎のイノセントなダンスが、観客を魅了し、多くの賛辞と拍手をいただきました。
このDVDは、ドキュメンタリー映像作家の近藤正典監督、撮影松根広隆が日本・ドイツでの活動に密着したドキュメンタリー映像です。
2016年製作 / 本編80min.
◇ 出演（Artists）
矢萩竜太郎（ダンス）・齋藤徹（コントラバス）・Jean Laurent Sasportes（ダンス）
Worfgang Suchner（チューバ）・Ute Volker (アコーディオン）・Sebastian Gramss（コントラバス）
◇ ゲスト・アーティスト（「いずるば」での公開リハーサル）
池内晶子（美術インスタレーション）・岩下徹（ダンス）・上村なおか（ダンス）・オオタマル（ギター・打楽器）・かみむら泰一（サックス）
喜多直毅（ヴァイオリン）・熊坂路得子（アコーディオン）・黒田鈴尊（尺八）・齋藤陽道（カメラ）・佐草夏美（ジャワ舞踊）・さとうじゅんこ（うた）
庄崎隆志（ダンス）・鈴木ちほ（バンドネオン）・瀬尾高志（コントラバス）・高橋愛（ダンス）・田嶋真佐雄（コントラバス）・武元賀寿子（ダンス）・
田辺和弘（コントラバス）・辻康介（うた）・南雲麻衣（ダンス）・平野壮弦（書）・松本泰子（うた）・丸田美紀（17弦）・村上洋司（即興演劇）
元井美智子（箏）・Tyler Eaton （コントラバス）
◇価格 ￥1,500 （税込）
DVD問い合わせ は
いずるば
i-info@izuruba.jp
あるいは
齋藤徹までお願いします。