リハーサルの日々

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タンツテアター本番が近づき、リハーサルも熱を帯びてきました。朝早くでかけ、夕方にくたくたになって帰るという一般市民のような生活です。帰りがけに赤提灯へいったり、ライブに出かけて行って溜飲を下げる気持ちがなんとなく分かりました。

ブッパタールは緯度でいうと稚内より北にあります。夜中には0度になり今週末は雪の予報もあります。オーマイガッ。天気の良い日は、日向はとても暖かく日影はとても寒いです。その温度差は多分10℃を越えているでしょう。1日の内にも、街の其処此処にも四季があるようにも思えます。

今回のキャストを紹介します。

ダンサー
CHRYSTEL GUILLEBEAUDさん http://doublec.org/chrystel/
パリ生まれ、ベジャールなどを経て95年~2000年までピナ・バウシュカンパニーに所属。太極拳も修得、バイオリンも弾き、その笑顔は絶品です。この愛らしい笑顔を観るとミラー・ニューロンでみんなが笑顔になります。背の高さを活かした大きなダンスがとても魅力的。振付もしますし、障がい者・老人のためのダンスも積極的にやっています。また、セラピストとして施術も行っているとのこと。2012年3月11日(フクシマの1年後)のジャンの作品「Looking for KENJI」@カフェアダでも私・直毅さん・千香子さんと共演しています。彼女の笑顔を見ていると、日本人も自分のステキな「笑顔」を作り、発展させていくと本当に良いと思いますし、そういう時期に来ているとも思います。金品を与えることができなくても、笑顔で周りを明るくすることはできますものね。私もガンバリマス。

KENJI TAKAGI
父親が日本人、母親がドイツ人。顔つきが少し日本人的ですが、日本語は話さず、完全なドイツ人です。(ベトナム系フランス人のレ・カン・ニンさんのフランスとベトナムの関係と同じような印象です。)ピナ・バウシュカンパニーには2001年から2008年まで在籍。現在もゲストとしてあるいはアシスタントしてピナカンパニーに関わっています。とてもキレイなダンスも、自閉症の様子も、こなします。また、さまざまなアイディアをドンドン出してきます。皆に好かれる性格と相まって大活躍中です。直毅さんと同世代なので、2人の間で何かが発展すると良いな〜と思います。

皆藤千香子
振付家・ダンサー。横浜出身・デュッセルドルフ在住。ダンサーにとっては憧れのエッセン・フォルクヴァング芸術大学ダンス科卒業。ここはピナ関係の人脈もあるし、世界中から学びに来るので英語で授業が行われているとのこと。ドミニクもマルーもここの教授です。私にとっては「Looking for KENJI」でであって、その後も何かにつけてお世話になっています。(航空券・日本食・デュッセル案内などなど)振付家として昨年10月「あざみ野」で私を使ってくれました。今回はこの2ヶ月ツアーの最後に「あざみ野」再演で直毅さんと参加します。(その本番2日後に帰国です。)里帰りして日本に来ているときも、エアジンや「いずるば」、庄﨑さんの演劇、早稲田大講義などにも顔を出してくれています。日本・ヨーロッパで数々の受賞歴があり、注目の振付家・ダンサーです。

深堀絵梨
東京乾電池在籍の女優・ダンサー
Holidaysの作品発表を精力的行うと共に、劇団活動やダンサーとして他振付家作品出演、また、演劇作品でのステージング、振付等も活発に行っている。
近年はダンサーとして武元賀寿子、近藤良平、柳本雅寛、平原慎太郎などの作品に出演し、ナズ・ラヴィ・エ、Fonte ProjectやPAPPINPOSH CO.でも中心メンバーとして活動。「いずるば」やセッションハウスのジャンさんワークショップに参加しジャンのやり方に共感し、今回の出演に繋がりました。タンツテアターでの俳優としての役割をこなせるので今回も重要なパートをになっています。私と共通の友人がおおくてビックリでした。

ミュージシャンのウテ・フォルカーさん、ヴォルフガング・ズーフナーさん、は「もう一つのインプロヴィゼーション」(一歩踏みだすために)日本ツアーにジャンと共に参加しているのでその時のFBやブログに詳しく書いてあります。喜多直毅さんは皆さま先刻承知でしょう。

本日のリハーサルでは、センター居住の自閉症の方々が音楽鑑賞に来てくれました。この作品で使う曲などを演奏、たのしんでくれたかな〜。コントラバスの胴体に触りたいと近づいて来てくれた人もいました。こういう交流はとても嬉しいです。

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