6trios001 憲法九条002 10番勝負ジャケット choro003

 

渡欧前に矢継ぎ早に2種のCD、DVDがリリースされました。

無理矢理にやったわけでもありません。直毅・泰一さんという2人の水瓶座の才人。昨年誕生会をやった時はこんなことになろうとは思ってもいませんでしたが、2人の参加した私との共同リーダーCDが同時期に出たのは星の巡りなのでしょう。

「6 trios improvisations with Tetsu & Naoki」(TRV-018)も「Choros & Improvisations Live 」(TRV-019)もジャケットアートが大変好評をいただいています。私もそう思います。盤面もとても良いです。音楽がダウンロードの時代になっていますが、こうやってジャケットや盤面が良いと「もの」もまだまだ意味深いです。

描いて下さったおふたりの画家とデザイナー(齋藤真妃さん)は親しくお付き合いさせていただいていることも大きく影響しているでしょう。019の大成瓢吉さん(物故)は、デザイナーが産まれた報を受け銅鑼を打ち鳴らし、お近くにお住まいでしたので、2時間後には顔を見に来て下さいました。018の小林裕児さんは、デザイナー20歳の誕生日に肖像画をプレゼントしてくれたり、観劇に誘ってくれたり。

018は、フランス・イギリス・USAの共演者にそれぞれ送られフランス、イギリスからは到着したという連絡が入りました。ザヴィエ・シャルル、ロジャー・ターナーともにとても歓んでくれています。よかった〜。

そしてさらに作って良かったと思ったメールが来ました。

昨晩届いたロジャー・ターナーさんのメールによると

「音もジャケットもスバラシイ。
この憲法の条文は知らなかったので驚きました。本当に偉大で美しい文言です。総ての国民が誇りにすべきものです。この条文をCDに入れて世に問うのはとても明晰なことです。先日のブリュッセルの事件を思うと、この条文がいかに卓越して必要なものか分かります。世界は狂気に向かっています。どうして宗教が殺し合い・苦しみを産み出すのか、理解出来ません。」
と書いてくれています。平野壮弦さんの書の裏に、憲法九条の英訳を載せて置いて良かったと思いました。(壮弦さんの書の秘密、わかりました?)

018が伝統音楽家も含めたインプロヴィゼーションで、019がブラジルのショーロとインプロなのか、も深読みできそうです。

芸大〜バークリー音大という「ジャズ」系でのエリートを歩みジャズの王道で演奏を続けてきた泰一さんが所謂ジャズから離れ、インプロに興味を持ち、ショーロを歓んで演奏していることは、戦後世の中(特に日本)を席巻し否応なく私たちの身体に住み込んで染みついたアメリカ中心の文化の衰退・行き詰まりと言えるのかもしれません。原発爆発も冷戦からイスラムへの戦争、テロ、同じ文脈で捉えることもできるでしょう。

矢萩竜太郎さんのDVD「ダンスとであって」ではさらに「違う視点」からの「今・ここ」はどこ?生きること、人間、愛情とは何?歌・踊りとは?などを照らし出す示唆に富んでいます。

3種の新作はすべて繋がっています。

是非ともご鑑賞ください。連絡いただければ当方でも通販致します。PayPalあるいは郵便振替をご利用下さい。郵送料・振り替え手数料は当方で負担します。

「6 trios improvisations with Tetsu & Naoki」(TRV-018)2000円
「Choros & Improvisations Live 」(TRV-019)2000円
「ダンスとであって 竜太郎10番勝負!」(IZRB-01)1500円

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