大阪 その1

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うたをさがしてトリオツアー 大阪1 12月14日

大阪は何と言ってもオープンです。すなわち国際的なのです。コントラバスを電車で運んでいると何人も声をかけてくれます。にいちゃん、あっちにエレベーターがあるで、とか、たいへんやね〜、何演奏するん?とか、そう言えば、電車内でのスマホ使用率は東京よりグッと低い気がします。しゃべることを信じているのでしょう。メールで済ますのではなく、実際に「会う」こと「しゃべる」ことの意味がどんどん大きくなってきています。メールのみでしっかり通じるほどの使い手はあまりいません。会って話すとコトバ以外の多くの要素、表情、抑揚、空気が伝わります。ボケたら突っ込まねばならぬという掟も人間関係を確かめる手段。「ユーモア」とは一体全体何であるのか、関西人とジックリ話したいと思いますが、そんな野暮なことはことわられるのでしょうね〜。げに、関東人は野暮なのですな。遺伝子的に言うと大阪人と東京人の違いはイタリア人とドイツ人以上に違うそうで・・・

また話が横道へ行ってしまいました。本題へ・・・

第一日目は森美香代さん(ダンス)と村田眞紀子さんの御世話になりました。

村田さんとはポピュラー音楽を大学で教えていらっしゃったご主人(公一さま)と前から顔見知りでした。関西でのLIVEでは、録音器を持ってきて(もちろん許可を取って)録音して後でお送りくださいました。最後にお会いしたのが千恵の輪トリオ@野崎観音で、開場前のジャンさん体操にも参加、私たち、千恵さんとともに体操をしました。あろうことか旅行中の欧州で突然逝ってしまいました。私が1番多く使う空港でのことということで必ず黙祷をします。

美香代さんとは今年の「一歩ツアー」(ジャン、ウテ、ヴォルフガング、徹)@京都鴨川ゲーテインスティトゥートでお会いした新しい知り合いです。

ツアーはその時々の縮図のようです。古い知り合い・新しい知り合い、驚き・安心、成功・失敗、笑い・涙、出会い・別れ、発見・紛失、再発見・再紛失が日常生活の何割か増しで瞬間瞬間に起こります。すなわち日常以上に自分が試されるのですが、試される胆力は日常で培わねばならないのです。

ゲーテでの演奏後、美香代さん・眞紀子さんと少しお話ししたことが切っ掛けで今回のLIVEにまで発展しました。

美香代さんの印象は「母」「愛」「オープン」「仲間」でした。それらが大阪の要素と化学反応して増幅され、まさにその通りの印象の時間になりました。LIVE、特にツアー中のLIVEには、主催者に似た人が集まる、という法則はそのまま当てはまり、暖かで慈愛に満ちた時間が過ぎていきました。忘れずに言わねばなりませんが、仲間うちの甘えたもの、あるいは発表会ではアリマセン。表現の厳しい部分、発見、賭け、闘い、恐怖はキチンとキープされていました。

そこに「即興」だから「曲」だからという差は全くなかったことは特筆すべきことかもしれません。ダンスだから、演奏だから、歌だから、男だから、女だからという差もありません。求める気持ち、日頃の修練・志が否が応でもさらされ、聴衆の前で試されるのですから、方法が即興・作曲であっても関係ないのでしょう。最初のシーンでバイオリンを弾く真似をしていた美香代さん、最後の子守唄のシーンでは、直毅さんが愛器を美香代さんに渡し赤ん坊に見立てるところもありました。1時間の間で同志としての強い信頼関係ができた証しでしょう。


ありがとうございました

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