ブラジル音楽が「豊か」だと何回も書いてきました。で「豊か」って何でしょう?と自問します。
「歌心」があって、「自然で」「インスピレーション」に溢れ、ポジティブで、個人の表現など越えて、しかも人間の温かな手が入っている、、、、自然ならば良いというわけではなく「人の手が入る温かさ」というのは、宮本常一さんから学んだことです。
明日演奏する作曲者ピシンギーニャ、ナザレー、ガロートみなそうですね。
歌う歓びに溢れたエリゼッチ・カルドーゾ、ドリバル・カイミは聴く度に惚れ惚れします。
ジャズだって、エリントン楽団、ミンガス、なんとも豊かです。
やっぱりというか、古い時代に偏っているのはなぜでしょう?
音楽的な「効果」や、音楽要素の寄せ集めからは遠いことも大事です。効果は本質があればこそです。効果のための効果は寂しいだけ。
生活が忙しくなって、音楽が「出てくる」のを待っていられなくなり、自分の才能で寄せ集めて効果を狙うというのが良くないのでしょう。
豊かさを感じることができることをラッキーと思います。それすら感じることができなくなったら哀しい。
ブラジル音楽の豊かさと私のオリジナル(今を生きているアリバイ)をサックスのかみむら泰一さんとデュオをします。
このまま、夏を終わらせないよ。
豊かさで満たされて、翌日は、国会前へ行くなり、「いずるば」のワークショップに行くなり・・・
徹の部屋vol.38「 Two is company」
■日時:2015年8月29日(土)19:00 open / 19:30 start
■出演:かみむら泰一(サックス)、齋藤徹(コントラバス)
■料金:予約2,500円/当日3,000円(ワンドリンク付)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email : event@polepoletimes.jp
真夏の徹ワークショップ@いずるば ラスト!
日時 8月30日 14:00~17:00
場所 いずるば http://izuruba.jp 〒145-0072東京都大田区田園調布本町38-8 東急多摩川線 沼部駅下車 徒歩5分
講師:齋藤徹
受講料:1回¥3.000