アンディさんは88歳、かつて日本に滞在していたことがあると言うことで「日本手話」ができます。そのおかげで今回の舞台が成り立っています。
同じオーバー80歳のバール・フィリップスさんを彷彿とさせる物腰・立ち居振る舞いです。ですから、私（の役：ハムレットの父）を殺し、私の后を奪った役柄のアンディさんが仇ではなく、善人に見えてコマリマス。御高齢に加えこの猛暑と異常気象の東京でのホテル暮らし、さぞご不自由でしょう。

俳優の中で東 駒子さんだけが聞こえます。庄﨑さんとの舞台を経て、手話を習い、もう普通に会話できます。すばらしい。見習わねばなりませんね〜。（この現場では聞こえることが異常なのです。）

庄﨑さんの求める即興性と作品性の共存は、綱渡りの芸当です。俳優・演奏家全員の熱意が、米内山さん（演出）・安元さん（美術）の作った大きな土俵に真正面から挑んでこそ成り立つ綱渡りです。予定調和はあり得ません。本日などは昼の部で「雷」も周到に仕組んだ演出のように参加！していました。

コントラバスの田辺さんも、昨年の竜太郎10番勝負！で垣間見せた演劇性を発揮。エルチョクロでの詩人役、エアジン・アサヒアートスクエアでの佐藤万絵子さんセッションを経て、新たな地平を毎回ごとに開拓しています。

明日明後日と続きます。
全員、まっつぐ進みます。

ご都合がよろしければ、是非、観劇してみてくださいませ。
幾重にも彩なす異次元空間を楽しめると思います。

7月25日(土)14:00〜 19:00〜
7月26日(日)14:00〜
TACCS1179劇場
西武新宿線 下落合駅より3分
予約制(前売券ありません)
3000円 当日 4000円

私もギリギリまで予約受け付けます。（当日券は1000円高いです。）