アール・ブリュット(アウトサイダーアート)とインプロビゼーション
本日の投稿でアドルフ・ヴェルフリ展示について書きましたが、多少反応があったので、すこし補足します。
ヴェルフリを高く評価した美術家にジャン・デュビュッフェがいます。彼はアール・ブリュットを収集し、ムーブメントを作りました。自らの作風もそれ風です。
彼はインプロビゼーションの録音を早くからやっていました。これらCDを注意深く聴くと(冗漫な部分もありますが)たいへん興味深いです。私が今やっている音に近いものもいくつもあるのです。
フランスのインプロシーンでは、彼のことが話題になります。僚友ミッシェル・ドネダとベニート・アチアリ(バスクの歌手)のデュオCDではジャケットにジャンの文章が載っています。
アウトサイダーアートとインプロの関係はもっと話題になって良いものと思います。
ミッシェル・ドネダとレ・クアン・ニンのデュオのCDをニンが送ってくれ本日到着しました。長い共演歴の中で実に初めてのデュオ作品だそうです。現代音楽の打楽器奏者シルビオ・グアルダ教室の優等生だったレ・クアン・ニンがミッシェルに大きな影響を受けインプロを始めたというのが経緯の始まりです。