オペリータ「うたをさがして」DVD/CD/Booklet/おまけ およびリリース記念LIVEについて
出版元が2つだったり、おまけだの、割引きだのと分かりにくいとご指摘受けております。まったくその通りです。スミマセン。
1:Travessia (齋藤徹の個人レーベル)から 京都大江能楽堂でのDVD(2200円)と広島ゲバントホールでのCD(1800円)の2種を出版。
2:マルメロから ブックレット(台本・楽譜・エッセイ・記録・反響など)withトリフォニー小ホールでのCDとDVD(固定カメラ)、シンフォニア岩国でのDVD(固定カメラ)(4000円)を出版
3:同時にお買い上げの方、先着120名様の特典
#合計 8000円→7000円 に割引き
#出演者・原作者のサイン色紙 1枚
#石の翼(舞台で使った石の破片) 1片
ということです。
写真でもおわかりの通り1枚ずつ皆で書きました。(千恵さんはシールで代用)オリヴィエはパリの美大をでているのでさすがに上手で、素速かったですね。
小林裕児さん作の舞台美術「石」は物語全体での象徴的な意味をもちました。石が「砕ける」ことが大きな意味を持ちます。解放・開放の意味を持つその破片を皆さまと共有すべく化粧箱に入れました。
そしてお披露目LIVEをポレポレ坐で行います。
バンドネオンは北村聡さんが演奏、2人の歌手共に参加です。
徹の部屋vol.35「オペリータ「うたをさがして」CD/DVD完成記念ライブ」
■日時:2015年2月12日(木)19:00 open / 19:30 start
■出演:松本泰子・さとうじゅんこ (うた)喜多直毅(バイオリン)、
北村聡(バンドネオン)齋藤徹(コントラバス)
■料金:予約3,000円/当日3,500円(ワンドリンク付)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email : event@polepoletimes.jp
フライヤ文章
一年間準備をしてきた歌手(さとうじゅんこ)まさかの急病のため、初日3日前に松本泰子さんに代役を頼みました。
彼女のスケジュールが空いていたことも奇跡でしたが、3日後に、十数曲の新曲を歌うということはどんな状況か、容易に想像がつきます。それを見事にこなし初日が開けました。身体も心もばらばらになるような緊張が続くツアー、しかも、由緒ある京都の能舞台での公演、多くの先達の汗と夢が染みこんだ舞台。底冷えのする日でしたが、全出演者が熱く燃えていました。その記録がこのDVDに鮮明に、克明に記録されています。
泰子さんが奇跡の代役を果たしつつあるツアーの最終段階、さとうじゅんこさんの病が奇跡的に癒え、参加できるかも分からないまま、矢も楯もたまらず合流しました。2人の歌姫を迎えた広島公演、会場(ゲバントホール)の優れた音響にも恵まれて素晴らしい録音が残されていました。それは歌う歓びと共に、共演者・スタッフ・聴衆と繋がる大いなる生きる歓びに満ちあふれています。
うたをさがして、というタイトルが、のんびり楽しく歌を探す旅というニュアンスをはるかに越えて一人一人の人生を詰問して行きました。
そして「うたはだれのもの?」という問いと共に祝祭のコーラスとなって、生きる勇気を与え、人々の心に響き続けるでしょう。
福島をきっかけに乾千恵が物語と歌のことばを書き、齋藤徹が作曲しました。敬愛するピアソラ-フェレールの造語オペリータを使わせていただいております。
☆松本泰子(うた)
ジャズボーカリスト伊藤君子に師事。現在はジャンルにとらわれず、日本のわらべ歌・民謡をはじめ、アラブの歌、自らの作詞作曲によるオリジナルなども手がける。常味裕司(ウード)、和田啓(パーカッション)と「RabiSari」(ラビサリ)を結成。「マクベット」(イヨネスコ)「オセロ」(シェイクスピア)においてイタリア・フランス・ルーマニアでの公演にてボイスパフォーマンスを披露。「RabiSari」ポルトガル〜ルーマニア公演を成功させる。
☆さとうじゅんこ(うた)
秋田市生まれ。歌い手。東京芸術大学音楽学部声楽科ソプラノ専攻終了。音楽・音響芸術の実践に取り組む。ジャワガムランのプシンデン(女声歌手)として演奏活動を行う他、滞空時間、うたをさがしてトリオ、菜の花楽団、スミリールなどに参加。グローバリズムの抱える問題とも向き合いながら創造力豊かなアートネットワークへの貢献を志す。
☆喜多直毅(ヴァイオリン)
国立音楽大学にてヴァイオリンを専攻後、英国にて作・編曲を学ぶ。その後ブエノスアイレスにてフェルナンド・スアレス・パス氏のもと、タンゴ演奏法を学ぶ。タンゴ演奏家としての活動後、翠川敬基(チェロ)、常味裕司(ウード)、鬼怒無月(ギター)各氏のグループに所属し活動。近年は自身の四重奏団およびヴァイオリン独奏に力を注ぐ。ヨーロッパを中心に海外公演も数多い。他に齋藤徹氏(コントラバス)のプロジェクトへの参加、黒田京子(ピアノ)とのデュオでも活動。
☆北村聡(バンドネオン)
関西大学在学中にバンドネオンに出合い、小松亮太、フリオ・パネに師事。世界各国のフェスティバルに出演。14年東京オペラシティのリサイタルシリーズ B→Cに出演。これまでに須川展也、鈴木大介、菊地成孔、川井郁子、夏木マリ、中島ノブユキ、エゴ ラッピン、カルロス・アギーレ、パブロ・シーグレル、仙台フィル等と共演。NHK「八重の桜」、映画「そこのみにて光輝く」をはじめ様々な録音に参加。現在オルケスタ・アウロラ、クアトロシエントス、喜多直毅クアルテット等で活動中。
☆齋藤徹(コントラバス)
舞踊・演劇・美術・映像・詩・書・邦楽・雅楽・能楽・西洋クラシック音楽・現代音楽・タンゴ・ジャズ・インプロビゼーション・韓国文化・アジアのシャーマニズムなど様々なジャンルと積極的に交流。ヨーロッパ、アジア、南北アメリカで演奏・CD・DVD制作。
コントラバスの国際フェスティバルにも数多く参加。コントラバス音楽のための作曲・演奏・ワークショップを行う。齋藤徹・喜多直毅・さとうじゅんこの「うたをさがしてトリオ」では2作のCDを発表。自主レーベルTravessia主宰。