session with Tatsuya Nakatani

More-colors omote-sample かみむら泰一齋藤徹 中谷達也

 

sessions with Tatsuya Nakatani

今週末から週明けに中谷達也さんとのセッションが3回あります。

ヨーロッパインプロシーンではどこへ行っても彼を知らぬ人はいません。本拠地アメリカでは食事・睡眠もできるバンを運転し毎日のように演奏の旅。(共演者ミッシェル・ドネダはそれに感化されたか、バンを購入しています)昨年10月に日本ツアーを大好評で終えたセバスチャン・グラムスも共演者です。

https://www.youtube.com/watch?v=tGNfu8o-RTs

で使っている弓はご自分で作っていらっしゃるどころか、販売もしていて、セバスチャンも愛用しています。

http://www.hhproduction.org/tatsuya_nakatani_works.html

シンバル類を弓でこすって音を出すことは近現代音楽の奏法としてよく行われています。コントラバスのジャーマン弓がよく使われてきましたが、普通の弓だと馬の尻尾が張られていて、ちょっと乱暴に使うと切れてしまいます。張り替えには5000円〜10000円かかります。

タツヤさんは発想を変えて「テグス」を張った弓を自作してしまいました。そうすれば滅多に切れやしません。思いっきり演奏できます。コントラバス奏者もノイジーな音を使うときに弓の毛に対し垂直方向にこするので、馬の尻尾だと切れやすいわけです。そこでセバスチャンは中谷工房の弓を購入して使っているのです。

そして、機能のみの無骨のものではなく、写真でご覧いただけるように見た目もたいへん美しいのです。彼の美的センスのたまものです。弓の専門店へ持って行くとビックリ仰天されて写真を撮られます。ちょっとバロック弓にも見えるのです。

ドラムという楽器システムの基本がずっとスティック(バチ)をつかって皮や金属を「叩く」ことでした。ブルース、ジャズ、ロック、ポピュラー、マーチ、なんでもそうでしたが、それに対して近年、オルタナティブが現れ始めました。

レ・カン・ニンが始めた奏法がまさにスティックを使わない奏法に特化しています。スティックで皮や金属を強打する音が苦手な私としては大変好ましい奏法で、共演もたいへんスムーズに楽しく、クリエイティブにできます。ナカタニ・タツヤさんもその流れの中にいるのでしょう。

さてさて三日間どんな擦れ音がでてくるでしょう、楽しみにしています。

1月18日 四谷三丁目 茶会記 http://gekkasha.modalbeats.com
かみむら泰一(サックス)ナカタニ・タツヤ(打楽器)齋藤徹(コントラバス)
¥2500+order  開場14:30開演15:00 2ステージ
https://www.facebook.com/events/570889866379689/?ref_dashboard_filter=upcoming
1月19日 明大前 キッドアイラックホール http://www.kidailack.co.jp
ナカタニタツヤ(打楽器)喜多直毅(バイオリン)齋藤徹(コントラバス)
挟み撃ち!シリーズ その1
19:30開場 20:00開演
予約:3000円 当日:3500円
予約・問い合わせ キッドアイラックホール
電話 03-3322-5564
Eメール(arthall@kidailack.co.jp)
https://www.facebook.com/events/1523264717951752/?ref_dashboard_filter=upcoming

そして、翌20日に稲毛キャンディでタツヤさんの誕生日セッションがあり、私も急遽参加することになりました。Tuesday January 20 CHIBA 千葉稲毛

千葉市稲毛区稲毛東3-10-1
open19:30start20:00
予約¥2500(1drink込・税込)
出演者:
1セット目 ナカタニ●タツヤ(ソロパーカッション)2セット目 様々な組み合わせでのコラボレーション齋藤徹(ベース)石原雄治(パーカッション)藤巻鉄郎(パーカッション)
+?
https://www.facebook.com/events/1561211690791303/?ref_dashboard_filter=calendar

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