ブラジル音楽紹介 その3 エドゥ・ロボ

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Mesa のレパートリーの中核になる3人目はエドゥ・ロボさん。

シコよりもさらに日本での知名度はなさそうですが、ブラジル音楽界の重要人物です。「ベアトリス」「ショーロ・バンジード」この二つの曲はブラジル音楽が生んだ最良の音楽です。この作者がシコ・ブアルキとエドゥ・ロボ。シコが詩を書いて、エドゥが曲を書いたものと思われます。この曲の複雑な和声、そしてその複雑な和声でしか言えない現代の複雑な感情、それらを美しく描ききっています。ジョビンもショーロ・バンジードが大好きでご自分の曲でないのにしばしば演奏しています。誰が作ったかなんて関係ないほどの本来の「クラシック」なのです。

 

ジョビンとエドゥは共作CDを出しています。その録音風景の映像を観ると、二人は全くの同格です。名盤です。シコとの共作CD「空想のサーカス」は演劇音楽の傑作。ベアトリスはこの中に曲です。最近70歳記念コンサートのLIVE DVD・CDがでましたが、マリア・ベターニャ、シコ、モニカ、息子をゲストに代表曲を網羅。アレンジのクリストフ・バストス、演奏リーダーのカルロス・マルタも良~い仕事をしています。ちょっと前にオランダのメトロポールオーケストラをバックに代表曲を歌いきったものも素晴らしい。ヨーロッパでは大変尊敬され、人気もあるのですね。

 

 

そんな3人の作品を中心にMesa(さとうじゅんこ・オオタマル・喜多直毅・齋藤徹)が演奏します。私はおとなしくルートを弾くベーシスト本来の仕事に充実しています。(そんなこと、実は初めてのことかもしれません。)

 

 

1月12日 アケタの店

2月14日 マデイラ

3月21日 アケタの店

4月4日  マデイラ

 

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