ブラジル音楽紹介 その2 シコ・ブアルキ

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シコ・ブアルキは私の最大のアイドルです。理由はわかりません。そのためでしょうか、彼を紹介するのはとってもムズカシイです。すべての音源・映像・本などを取り上げたくなります。すべてが私にとって代表作。

 

そうも言っても仕方ないので、ともかく別方向から紹介を始めます。

 

シコ&カエターノというテレビ番組 YouTubeにあります。ゲストを挙げると、ピアソラ・ジョビン・エリゼッチ・バーデン・ネイ・ソーサ・ガル・ミルトン・・・何と言うことでしょう。これはほとんどフェスティバル。

 

日本でシコが一番有名なのはジャニーズでやっているミュージカルの作者かもしれません。シコ作の「三文オペラ」をジャニーズが頻繁にやっています。あるいは、白水社からでている小説「ブダペスト」かもしれません。それほどCDはなかなか普及しないようで残念でなりません。

 

一時DVDが12枚一気にでました。テレビ番組のようですが、ポルトガル語だけ、英語字幕もありません。ポルトガル語が分かる人だけを対象に成り立っているわけです。カエターノのDVDが変な日本語字幕まであるのと対照的です。その中で特筆すべきは、トム・ジョビンとの交友をフィーチャーしたもの、エドゥ・ロボとの交友を演劇をキーワードに作られたものです。

 

ジョビン・シコのコンビでの楽曲は素晴らしいものばかりです。この共作だけでアルバムを作ったZINGAROというのもあります。Mesaのレパートリーでは「白と黒の幻想」「サビア」「イマジーナ」「エ・チュ・アモ」「オリャ・マリア」「黄金の日々」などなど一番多いかも。

 

カバーCDとして推薦したいのは、Cida Moreiraさんのもの。低い声の女性です。ネイ・マトグロッソもカバーCD・DVDを出していますが、音域がシダさんとほとんど同じです。現在乗りに乗っているモニカ・サウマーゾさんは名人集団パウ・ブラジルと2枚のCDでカバーしています。

 

小説を書きあげてから楽曲を作り、CD制作し、コンサートツアーをするという方法を繰り返していました。小説では前述のブダペストの他には「ベンジャミン」「覆水盆に返らず」「Turbulence」など有りますが、邦訳はブダペストだけしかありません。残念。

 

映画音楽・劇音楽でも本当に多作です。

 

秘かに想像しているのは、シコにとってのアイドルはジャック・ブレルではないかということ。フリージャズのようなピアノとのカルロス・カレカとのデュエットはビックリ。

 

さて本人のCD紹介までなかなか進みませんが、日本盤でのベスト盤、最近のLIVE「Carioca ao vivo」「Na Carreira」。あ~言い足りない!言い足りない!

 

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