にわかランナーの思いつき その1

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人生初、自主的に運動をしております、とかなんとか言っちゃっても60年近い人生でまだ半年。1%にも満たないので偉そうなことは全〜然言えません。もちろん今年発症した病対策として始めたウォーキングから自然に発展してきたものです。だいたい9㎞のコースを設定しています。ストレス解消にもとても有効です。人や自分の「業」と闘わなければならない時、お金のことで困ったとき、とりあえず「走っちゃえば」、汗と共にデトックスされる気分になります。

 

ゆ〜くり走っているので血の巡りも良くなり、考えをまとめたりするのにピッタリです。面倒な交渉ごとも整理して対策を練ることが出来ます。決して音楽を聴いたり、語学学習をしたりしながら走りません。アブナイし、モッタイナイ。

 

1時間くらい走り続けると「ランニングハイ」という状態になります。疲労感が消えて、フワッと身体が軽くなるのです。その感じがなかなか宜しいので、「あっ、来た来た」と楽しみにしていました。世に言うドーパミンやらエンドルフィンやらがでているのでしょう。

 

しかし、頭脳が明晰なランニングだからこそ?ハタと気がつきました。ドーパミンやエンドルフィンは脳内「麻薬」的な働きをしている訳で、身体がきつくて仕方ないときに非常事態対策として、それを感じなくさせるのですよねぇ。ということは、たまの危機的状況には良いかもしれないけれど、日常的には良くないのではないか・・・気持ちよくなっている内に身体をむしばんでいるのではないか・・・

 

ランニングをしていた知人が二人いましたが、二人とも走ることが出来なくなったと聞きました。もしかしたら、ドーパミンやエンドルフィンで騙されて身体を壊したのでは?という疑問が浮かんできます。スポーツ選手はほとんどの人達が「怪我との戦い」のような印象があります。それもここに絡んでくるのか・・・

 

どうしましょう。困りました。

 

ランニングコースにしている道で、アスファルトの道と土の道が両方あるところがあります。ランニングを本気で日常的にやっているように見える人達はほとんどアスファルトの道を走っています。

なんでだろう?と思っていましたがだんだんわかってきました。ランニングシューズというのが非常に発達していて、どこで作られていても完成度が高く、探せば安いものでも良いものがあります。そして、その機能性・クッション性はアスファルトの道のほうが効果が分かりやすいのです。自分の使った蹴るエネルギーがそのまま損なわれずに跳ね返ってくる実感があるのです。土の場合は何%かが土に吸われてしまって「効果的」ではないし(距離や速度が損なわれる)、でこぼこのところ、小石などあってステディに走ることが出来ません。

 

その方が効果的に走ることが出来る、所要時間が短くなるし、疲労も少なく、余計なストレスがない。アスファルト道を選ぶのは多分そんな理由だと思います。

 

しかし、土に吸われるエネルギーこそが膝への負担を軽減しているのではないか?とかんがえました。でこぼこを即興的に対処して走る方が実は面白いし多面的な運動にもなっているはず。耳も目も身体も心も十全に開いている実感があります。周囲に何か起こった時にすぐさま対応できるでしょう。

 

「効果的」と思われる方法が長い目でみると実際は「効果的」では無いのです。このことは、スポーツ以外にも多く当てはまるようです。日常生活でも音楽生活でも似たところがあります。

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