double the double bass in Japan 2014 第12回

Double the double bass in Japan 2014 第12回目

20年目のストーンアウトと称してホームポレポレ坐での徹の部屋に組み込んでの会です。20年前にKOTO VORTEX ( 西陽子・竹澤悦子・丸田美紀・八木美知依)の委嘱で作ったこの曲は、それ以後、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、ベースアンサンブル、箏アンサンブル、ユーラシアンエコーズ第2章などで演奏してきました。

今回は、同じ楽器のアンサンブルでない試みで、年頭のオペリータ「うたをさがして」で奇跡の代役を務めてくれた松本泰子さんの声、金石出と海童道を尊敬する(わたしと同じ)という新しい世代の尺八、黒田静鏡さん、丸田美紀さんの紹介で25弦の荒井実帆さんに参加してもらうという新しい要素の多い会です。1時間15分くらいの15パートの作曲ものをやるわけで、それを海外からツアーで来たセバスチャンにやってもらうのは多少無理かとも思いましたが、即興と作曲を縦横無尽に行き来するセバスチャンの信条と力量を信じて決行しました。

日本側は何回かリハーサルを重ねていますが、全員は1回だけ、しかも1時間半だけのリハーサルでしたが、とてもうまく行きました。もちろん参加メンバーの音楽力・人間力のおかげです。

そして、ポレポレ坐という慣れ親しんだ場でできたことも良かった。30分遅刻して行くと、楽器の立ち位置がとても素晴らしく想定されていました。私とセバスチャンが中央後ろで隣り合い、中段には松本泰子・黒田静鏡さんが対称の位置取り、そして大きく翼を拡げたように17絃と25弦箏が並んでいます。「飛び立つ」イメージができていて、本日の演奏に正にピッタリでした。

決めごとが多いけれど、それを感じさせないように演奏できました。それは、演奏家のたゆまぬ準備と相互信頼ができていたからに違いありません。

金石出と沢井一恵に捧げられたこの曲は、実際起こった「死」を取り扱っています。もちろんその要素も展開できました。しかし、6人の人間がそれぞれの大きな思いをもって舞台に立っているリアリティは、作曲の意図などはあっという間に越えてしまうことが多々あります。それで良いのです。そんな場面もいくつも出現。演奏している歓びが溢れて祝福感を何回も感じました。スバラシイ。初共演になる荒井実帆さん、黒田静鏡さんも楽しんでおられるようで、即興の場面では思い切った演奏が随所に現れました。

帰京後、疲れ切っているはずの私は、竜太郎さんをはじめ、共演者・聴衆・スタッフのみなさんの力でピークを乗り越えたようです。これほど、人の力を感じたことはありません。ありがとうございます!

さて本日は
https://www.facebook.com/events/379029892249357/

です。今年から始まった森田志保さんとの共演がどのように繋がっていくのか、楽しみで有り升。

DSC01916 DSC01938 DSC01943 DSC01956 DSC01959 DSC01969 IMG_3348

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です