矢萩竜太郎10番勝負!10番終了しました。
多くの多くのみなさまの協力と願いを合わせて矢萩竜太郎10番勝負!が昨夜終了いたしました。本当にありがとうございました。終了と言うことが、始まりであることを普段以上に感じます。
内容的に言うとケルンの公演でピークが来ていたので、ここドルトムントでの最終日は次へ繋がるものを見極める日でもありました。
いつものように3台の車に分乗してドルトムントへ。本日の運転には、カイ・フォブさんも参加。Kai Fobbさん(http://www.kaifobbe.de/)は3/11のフクシマ1周年の日にカフェ・アダで行った「Looking for KENJI」の時の映像作家です。直毅さん・皆藤さんも参加したこの企画で、小林裕児さんの「浸水の森」のスライドを背景だけでなく、舞台上へ上から投影しインスピレーション溢れる方法を提案してくれました。また、ジャンさんとwww.99orte.deと言う企画を持続していて、ジャンさんが手話で土地の案内をしています。この企画を東京でもやろうか、という話しもでています。
Depot劇場という名前の通り、元は市街電車の車庫を改良した大きな建物の中にありました。こういう古い建物の使い方が上手です。ジャンのパートナーのお爺さんはこの建物の中で市街電車を保守・管理していたという話を聞くと、急に物語が立ち現れるような気分です。
本日の持ち時間が40~45分なのでケルンの方法を踏襲しながら全体を3分の2に縮めなければなりません。どうしても時間に囚われてしまう私のさががどうなるか?竜太郎さんのソロから入ります。竜太郎さんは踊りきることが出来ずに少しずつ次のデュオと重なっていきます。それが思わぬ効果を生み、ケルンのコピーを逃れることができる要因になりました。やはり竜太郎さんが全体を引っ張っているのです。
赤いTシャツの竜太郎さんとジャンさんは、外見は全然違いますが兄弟のように見えます。ヒューマンなジャンさんの喜怒哀楽に、超然とした竜太郎さん。ナイスコンビです。インタビューでジャンさんは「竜太郎さんには毎回たくさん学びます」と言いますが、本当にそういう風に見えます。もちろん私も学びます。学ぶとは、学ぶ側に掛かってくることなのでしょう。
10回目の一本締めも聴衆とともに決まりました!
その後、ダウン症の3人とチューバ奏者の即興演劇を鑑賞し、打ち上げです。あと1時間で誕生日を迎える竜太郎さんです。打ち上げを終えて、車にそれぞれが荷物を入れる時にちょうど日付が変わりました。ハッピーバースデーを歌いました。この誕生日のことは長く忘れることはないでしょう。
みなさん、お疲れさまでした!!!